2021年11月28日

イグスリって何の薬???


という事で、本日はこの前の続編。実のところ前回で終わりにしちゃおうかとも思ったんだけど、一応リクエストも来てるし、続けるわね
とは言え、前回のブログでも書いたけど一口にイグスリって言っても範囲が広いのよ💦先ずね、胃の病気として挙げられるのが・・・
・胃がん
・胃潰瘍
・胃炎
・逆流性食道炎
・感染性胃腸炎
・胃静脈瘤破裂
・ピロリ菌感染症
などなど他多数❗
中には、このブログでも書いたことあるけど、『なんだかわからないけど胃の調子が悪い!』と言う機能性ディスペプシアなんていう疾患もあるのね💧
あ、興味があったら、

危なくて使えないお薬!

を見てきてちょうだい!(もちろんリンクしてあるよ💕)
でね、これらに使われるお薬は、胃の疾患を治すために使われるから全てがイグスリと言っても間違いではないのね。
それを片っ端から、説明してたらそれだけで今年も終わってしまうから、今回は範囲を狭めて、世間一般でイグスリと言われるお薬をピックアップしてくわね💓ちなみに世間一般で言うところのイグスリは胃潰瘍・胃炎・逆流性食道炎に使われるお薬の事。

じゃあ、胃腸の機能から紹介してくわね!あ、大丈夫!!一般素人に最も近い薬剤師ネーヤが説明するんだから簡単よ((´∀`))ケラケラ
胃腸の機能は食べたものを消化して栄養分を吸収するの!(ね、簡単でしょ💨)ただ、これだけだとお話が進まないからもう少し詳しく説明してくわね🍴
1、食事を口から入れて先ずは口の中で噛んで唾液によって食べたものを消化しやすいように変化させる
2、そこから食べたものが食道を通って胃に送り込まれ、胃酸が出て消化される
3、胃で消化されたものは小腸に送り込まれ、更に消化され、その消化されたものが栄養分として体内に吸収される
4、最後に吸収されずに残ったものは大腸に送られ水分が吸収され、その後便として排便される
と言う仕組みなのね。

でね、先ほど出てきた胃の病気は言うまでもなく胃の中で起きるわけだから、もう少し2の部分をクローズアップしてくわね。
2では胃酸が出て食べたものが消化されると書いたでしょ?そしてその胃酸と言うのは消化するためにものすごく酸性度が高いのよ💥
昔、学生の頃に酸性度を表す指標としてPhと言うのがあったでしょ?Phは1〜14で数字が少ないほど酸性度が高いのね。Ph7が中性で数字が大きくなるほどアルカリ性が強くなるの。で、胃酸のPhは1〜1,5ものすごい強酸なの💥
でね、これだけ酸性度が高いと胃そのものまで消化されちゃう恐れがあるでしょ?そこで胃は胃の粘膜に粘液を張り巡らせて粘液をバリヤーとして胃の粘膜に直接胃酸が触れないようにしているというわけ。

ここまでは理解できたかな?じゃあ、次に先ほど出てきた胃の病気がなぜ起こるのかを解説してくわね!
先ずね、この業界では業界用語として胃酸は攻撃因子、胃の粘液は防御因子と言われているの。まあ、胃酸は意識してなくても胃を攻撃してしまうし、粘液は胃酸から胃を守るからそんな風に呼ばれているの。(ちなみにこの攻撃因子・防御因子はこの後お薬の説明をするときに重要なのでしっかり覚えておいてね💕)
で、胃の内部はこの攻撃因子と防御因子が絶妙なバランスで保たれているんだけど、そのバランスが崩れることによって胃潰瘍や胃炎が起きてしまうのね。

ここまでが、胃の病気に関して。ここまで理解できた?まあ、理解できなかったらしっかりとした薬剤師さんに説明してもらって!

じゃあ、いよいよお薬に入るわね
ここで言うところのイグスリを分類に分けると3つあるの。その3つは次の通り🎵

1、防御因子増強剤
2、攻撃因子抑制剤
3、その他


先ほど、ネーヤが攻撃因子と防御因子のバランスが崩れると胃潰瘍や胃炎を引き起こすって言ったでしょ?
どういうことかっていうと、胃酸が普段より過剰に出てしまい胃の粘液が対応しきれず胃に直接胃酸が触れて炎症を起こしたり潰瘍を引き起こしたりするのね。逆の場合もあって、何らかの理由によって粘液が不足してしまい、やはり胃酸が直接触れちゃうこともあるのね。
あ、ちょっと補足しておくわね。このバランスが崩れてしまう原因と言うのはいろいろあるんだけど、ストレス・お薬・飲酒・喫煙・年齢などがあるの。
でね、胃潰瘍や胃炎を治すためにはそのバランスを直してあげればいいわけね。この病気の場合、攻撃因子>防御因子で引き起こされるので、お薬は必然的に攻撃因子の力を弱める又は防御因子の力を強めるということになるわけね
じゃあ、もう少し詳しく説明してくわね。

1、防御因子増強剤
これは、胃の粘液を増やしたり、傷ついた胃の部分を覆って修復を早めたり、胃の粘膜自体を強くしたりするお薬。現在最も有名なのはムコスタ(一般名:レバミピド)かな?これは消化器の先生はもちろん、医師ならば1度は処方したことがあるんじゃないかしら?前回のブログでも書いたけど、痛み止めや抗生剤なんかの胃を荒らしやすいお薬なんかとセットで処方されることが多いわね。
他にもマーズレンSとかノイエル、セルベックスなんかもよく聞く名前よね👂

2、攻撃因子抑制剤
これは、攻撃因子となる胃酸を抑えるお薬を言うのね。
これに関しては、ちょっとネーヤの知識をひけらかすから読んでちょうだい(笑)
先ずね、昔・・・と言っても1970年代は胃薬というと防御因子増強剤ばかりで攻撃因子抑制剤っていうのはなかったのね。だから胃潰瘍になるとお薬を使ってみて治りが悪ければ手術で胃を切り取ってしまう!と言った乱暴な治療が行われていたの。そんな中、とあるメーカーがこんなことを考え出すの!

このまま、ディフェンスに徹していたらラチがあかない!
俺は今こそオフェンスに撃って出るぜ!!



って、桑田乃梨子先生的な発言(本当に言ったかどうかは分からないけど)をしたメーカーさんは英国Smith Kline (スミスクライン)社さん、そして1981年タガメット錠(一般名:シメチジン)を発売するのね。このタガメット錠、H2ブロッカーという分類で胃酸を強力に抑えちゃうの。最初はあまりにも強力なお薬で胃がんを隠してしまうんじゃないかとまで言われたお薬。(あ、今は安全性が証明されてスイッチ医薬品としてH2ブロッカーはOTCとして販売されてるわ)そしてこのH2ブロッカーが世に出たおかげで手術が必要な胃潰瘍は20%にまで減るのよ!つまり手術が必要と言われていた胃潰瘍患者様100人のうち80人は手術不要!となるのね。
ついでに言うと、日本の薬剤師国家試験では問題は薬剤は商品名ではなく、成分名(一般名)で出されていたんだけど、このタガメット錠はあまりにも売れたため、一般名ではなく商品名が国家試験で出題されたという代物!それだけでもこのお薬の凄さが分かると思う。
で、ここから胃薬は消極的な治療から積極的な治療が流行り始めるの。そしてこの後、H2ブロッカーはいろいろな種類が出てくるのね。よく出てくるガスターもこのH2ブロッカー。H2ブロッカーの中では3番目に発売されたんだけど、初めて日本で開発されたH2ブロッカー。山之内製薬(今のアステラス製薬)が発売してるのね。
でも、製薬業界を甘く見ちゃいけないの!H2ブロッカーで終わりかと思われたイグスリはさらに進化を遂げるのね✨そこで出てきたのがPPI(プロトンポンプインヒビター)と呼ばれるH2ブロッカーよりも更に胃酸を強力に抑えるお薬。最初に1991年に出たのが商品名オメプラール併売でオメプラゾン(一般名:オメプラゾール)、ついで商品名タケプロン(一般名:ランソプラゾール)、商品名パリエット(ラベプラゾール)、と1990年代にこれだけ出てくるんだけど、それだけでは収まらず、2011年には商品名ネキシウム(一般名:エソメプラゾール)、更に2014年には商品名タケキャブ(一般名:ボノプラザン)と出てるの。
ここで・・・
ん?最後のタケキャブだけ一般名に〇〇プラゾールじゃない!!
と気がついた人はさすが!タケキャブはPPIに分類されるんだけど、今まで出てきたPPIとはちょっとだけ作用機序が違うのね💓
え?どういうふうに違うの??ですって???そんな難しいことネーヤに聞かないでよ💦そういうのはもっと真面目な薬剤師さんに聞いてちょうだい❗
こんなふうに、イグスリはどんどん進化してるのね。
ああ、進化してるのは他のお薬も一緒だけど、今回はイグスリがテーマだからね💓
ついでに、治療方法も進化してるの。その最たるものが・・・

ピロリ菌除菌!!!

ピロリ菌は1983年に発見された胃の中に感染する細菌。これに感染することによって胃炎や胃潰瘍などを繰り返し引き起こして、最悪胃がんを引き起こすことが発見されたの。そして2000年にはピロリ菌を抗生物質とPPIで除菌する治療が始まっているの。これによって胃潰瘍や胃がんは激減。最近では健康診断で胃カメラや胃透視の代わりにピロリ菌の感染の有無を調べる場合もあるわね

ああ、すっかり長くなっちゃったわね💧
それじゃあ、最後の項目に行くわね

3、その他
えーっと、最初のところで消化について説明したわよね?
そこでちょっと説明し忘れちゃったんだけど、食べたものを口から食道、胃、小腸、そして大腸に落として最後排便するまでには、消化器官の運動で行うのね。ところが、何らかの理由(例えば、加齢、薬物など)によってその消化管運動が滞ってしまうことがあるのね。で、その消化管運動が滞ってしまうといつまでたっても食べたものが次の器官に行かなくなることもあるのね。その食べたものが胃から小腸に行かなくなるとどうなるかっていうと、脳がこんな命令を出すのね❗

ん?食べたものがまだ胃の中に残ってるな!消化できてないのかな??
じゃあ、もっと胃酸を出して消化させないと!!!



そうなると胃の中にますます胃酸が出て、胃の粘膜を傷つけてしまうってわけ
だから、その他の中には胃腸の動きを活発にさせて、食べたものをスムーズに落としていくお薬ガスモチン(一般名:モサプリド)なんていうのもあるし、消化をよくする消化酵素のお薬エクセラーゼ配合錠なんていうのもあるし、胃痛は胃が痙攣して起きるからその痙攣を抑えるブスコパン(一般名:ブチルスコポラミン臭化物)ちなみにこのお薬はOTCとして販売されているし、生理痛なんかでも使われたりするわねそれに神経性の胃炎では安定剤のデパス(一般名:エチゾラム)あとは冒頭に出てきた、原因はわからないけど胃の調子が悪い人のためのアコファイド錠なんかがあるわね。


どう、前回のブログでも言ったけど・・・一口にイグスリって言ってもいろいろあるでしょ?
そして、そろそろ読者の皆様の頭と同時にネーヤの頭もこんがらがって来たので、このブログはこれにておしまい💨ではでは✋


あ、令和3年もそろそろ終わりね!皆様今年も『おねぇ系薬剤師の独り言』にお付き合いくださってありがとうございました!
まあ、昔と違って、気が向いた時だけの更新だけどまた気が向いたら書くからその際にはお付き合いよろしくお願いします(´▽`)
皆様、良いお年をお迎えくださいませヽ(*´∀`)ノ



posted by ネーヤ at 18:31| Comment(2) | お薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年11月12日

イグスリって何の薬?

と言ったところで、本日のブログはおしまい💨ではでは✋

って、ヲイ!ふざけるんじゃない!!

と思わず叫んだ皆様。

えっと・・・ネーヤはふざけているわけではなく、もう書きたいことは書いちゃったから締めようと思ったんだけど、ダメ???
と、言うことで今回はTVの番組の『トリニクって何の肉!?』というのが面白くて印象に残ったので、それを真似して書いてみたの💓

でも、やっぱりこれで終わっちゃったら怒られるわよね💦
という事で、仕方ないからこういうタイトルをつけた以上、今日はイグスリについて書いていくわね!

それでは、本日もネーヤの薬局からお話が始まる。いらした患者様は中年女性のTさん!でね、このTさん、普段は痔疾のお薬や風邪のお薬を時々持っていかれるんだけど、普段からお薬手帳を持ってこない、薬剤師としてはあまり嬉しくないタイプの患者様💧もちろん本日も「お薬手帳は忘れちゃったわ!」なんて言いながらご来局。そして持ち込まれた処方箋はコチラ!

Rp)
(般)トスフロキサシントシル塩酸塩錠150mg  3錠
           分3 毎食後 3日分

ネ「こんにちはTさん。今日はどうされました?」
T「ああ、昨日からトイレが近くて、排尿の際にちょっと痛むのよ。オシッコの検査をしてもらったけど膀胱炎だって。」
ネ「(え?先生、トスフロ処方するときはムコスタも一緒に処方されるのに??)えーっと、じゃあ抗菌剤が出てますね。今まで抗菌剤を飲んでお腹が痛くなったり下痢したりすることはないですか?それと今は他の病院にかかったりお薬を飲んだりしてないですか?」
T「あ、いま駅前の内科にかかっていてイグスリもらってる!それは先生にも言ったわ⤴」
ネ「(なるほど、だから先生ムコスタ処方しなかったのね)お薬は何種類か飲んでいるんですか?」
T「えーっと、全部で3種類。夕食後だけのが1種類と、毎食後のが2種類ね。夕食後のが青いシートで白い錠剤、それと毎食後のは、ピンクと銀色のシートで、やはり白い錠剤よ!」

よく覚えているでしょ!とでも言いたげな自慢そうなTさんなんだけど・・・そうじゃないんだなぁ〜💦
T「えーっと・・・お薬の名前はわからない!あ、でもそちらの薬局の薬剤師さんが『よく使われるイグスリ』って言っていたから大丈夫よね!!」
ネ「(そうじゃない!そうじゃないんだ💥)多分大丈夫だとは思いますが、一応用心のために家に帰ってお薬を飲む前にお電話でお薬の名前を教えていただけませんか?」
T「わかった!帰ったら連絡する

そう言うとTさんは帰っていった。それから数十分後RRR・・・RRR・・・薬局の電話がなる
T「もしもし、あ、ネーヤさん?それじゃあ薬の名前を言うね!先ず、寝る前に飲むのファモチジンOD20mg「トーワ」で、毎食後の方はピンクのシートがレバミピド100mg「ファイザー」と、銀色のシートが酸化マグネシウム250mg「マイラン」ってやつ🎵」
ネ「(ああ、やっぱり電話してもらって良かった💨)えーっと、Tさん今日出た抗菌剤と酸化マグネシウムは一緒に飲めないんです。」
T「え?イグスリなのに??」
ネ「えっとですね、今日出た抗菌剤とその酸化マグネシウム錠を一緒に服用すると、抗菌剤が効かなくなっちゃうんです。ファモチジンとレバミピドは一緒に飲んでも問題ないです。」
T「じゃあ、抗菌剤を飲んでいる間は酸化マグネシウムを飲まないほうがいい??」
ネ「いや、飲む時間を2時間開ければ大丈夫なので酸化マグネシウムは抗菌剤を飲んで2時間したら飲んでください。それと水分はしっかりとってオシッコは我慢しないようにしてくださいね!」
T「わかった!イグスリくらいなら大丈夫だと思ったけど、飲み合わせが悪いのもあるのね💦」
ネ「そうです、ですからこれからは、お薬手帳を持ってきてくださいね!」
T「う〜ん、お薬手帳どこにあるかなぁ〜??」
ネ「探してみて、無いようでしたら新しく作れますので、うちの薬局でも駅前の薬局でもそのように言ってください。それではお大事に」


ここで電話は終了。で、今Tさんが服用していたお薬が3種類あったでしょ?
まあ、ネーヤのブログを読んできた読者の方々なら説明するまでもないけどどのお薬も「〇〇」って付いていたわよね?これはこのお薬がGE医薬品であることをあらわすの。そして〇〇はメーカーの名前ね!つまりTさんが飲んでいるお薬はGE医薬品がある特に珍しいお薬ではないわけ。じゃあ、このお薬を一つづつ説明してくわね

ファモチジンOD・・・胃酸の出過ぎを抑えるイグスリ。先発品はガスター、市販のガスター10と同じね。ただし、Tさんの場合は20mgだからOTCより強めのお薬ね⤴余談だけど、処方薬として使われていたお薬がOTCとして販売されているのはスイッチOTCって言うのね。ガスター10の他にロキソニンなんかもそうヽ(*´∀`)ノ

レバミピド錠・・・これは胃の粘膜を保護して傷ついた胃の粘膜の修復を早めるイグスリ。先発品名はムコスタ錠、まだOTCは出ていないけど、安全性も高いしいずれは出てくるんじゃないかしら?もちろんイグスリなんだけど、痛み止めを服用するときに胃が荒れないようによく一緒に処方されたりするわねヽ(*´∀`)ノ

酸化マグネシウム錠・・・これは胃酸を中和するイグスリ。最近TVCMがよく流れているから聞き覚えがある人もいるんじゃないかな?もちろんイグスリとしても使うんだけど、TVCMでやっている酸化マグネシウム錠はイグスリじゃなくお腹が痛くなりにくい非刺激性の緩下剤として売られているのね。実際下剤として処方するDrも多いわヽ(*´∀`)ノ

まあ、ネーヤもこれらのお薬を調剤して患者様にお渡しする時には『よく使われるイグスリ』って説明しちゃう場合も多いと思うけど・・・

一口にイグスリって言ってもいろいろあるのよ!!!

だから、Tさんにも言ったけどお薬手帳は絶対に持ってちょうだい👊

それでは、ツカミはこのくらいにして本題を・・・
って思ったけど、長くなっちゃったし、もうこれでブログとして完結できちゃっているからこれで終わりにしよう(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )うんうん
一応、この後続きを書くとしたらイグスリの種類や歴史なんかだけど聞きたい???
まあ、リクエストが多かったら考える!!!

と言ったところで、本日のブログはここまで💨ではでは✋
posted by ネーヤ at 23:45| Comment(2) | お薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月04日

ジェネリック品は悪?

さてと、久しぶりにブログでも書くかな?


え?なんでこっちで書くの??って首をかしげた読者の方々。


えっとね、「おねぇ系薬剤師の言いたい放題」の方は余りにも期間があいちゃったせいか、入れなくなってたのよ💦

で、こっちは入れたから今回はこっちで書いていくわね💓


でもって、今日はジェネリック品のお話ヽ(*´∀`)ノ


まずはこの一言から!


さしたる理由もなく、GEを拒否する患者様は全部償還払いにしたら、後発品率は簡単に90%超えるな(笑)


ちなみにこの一言は、ネーヤがTwitterでつぶやいた一言。まあ、バズったとは言い難いが多少RTやいいねをされたのね。
あ、これを見ても何のことか分からない人のために簡単に説明するわね!
前にも書いたことがあると思うけど、医薬品を先発品にするか後発品(ジェネリック品)するか、選ぶ優先順位は・・・

医師>患者様>薬剤師

となっているのね。
まあ、ジェネリック品は使い心地が先発品と違う!といった理由などで、ジェネリック品を敬遠する患者様もいるんだけど、中には・・・

ジェネリック品≒粗悪品(悪)

と言う間違った情報で、敬遠する患者様もいるのね⤵

ひどい患者様になると、ジェネリック品は絶対に嫌!と大騒ぎして、処方医にまでクレームをつけちゃうモンペ(モンスターペイシェント)もいるのね💦
だけど、先発品を選んだ場合は、とりあえず全額自費で支払って、後から自分で申請して保険分を返金してもらう償還払いにしたら、そういった先発品至上主義の患者様は、それでも先発品!と言う人は殆どいなくなるだろうな!と思ったの。


そして、さらに先発品至上主義に拍車をかける最近の話題!ジェネリックメーカーの小林化工さんと日医工さんの不祥事💥

ちなみに簡単にこの不祥事を説明しておくと、小林化工さんは水虫のお薬の中に睡眠薬が混入していたため、それを服用した患者様が交通事故を起こしたり、死亡例が出たりしたのね。そして、日医工さんの場合は健康被害はなかったものの、お薬を作る手順や品質を確認する試験が、国が認めた方法とは違うやり方をしたという違法行為だったのね。ちなみにペナルティーとして小林化工さんは116日、日医工さんは32日の業務停止命令を出されているわ💧



ああ、久しぶりにブログを書くと、書き方を忘れちゃっているわね(^_^;)
でも大丈夫!ちょっとづつ思い出してきたから!
それじゃあ、以前のブログのようにネーヤの薬局から!本日ご来局されたのは中年女性のYさん。

ネ「それではYさんお待たせしました。本日もいつものお薬が出てますね。体調にお変わりはないですか?」
Y「別にこれといった変化はないけど・・・ねぇ、このお薬って今、ニュースとかで問題になっている日医工のお薬じゃないの?だとしたら、メーカーを変えて欲しいんだけど。」

そう言って、差し出したお薬は・・・
アナストロゾール錠1mg「NK」
一応説明しておくと、アナストロゾール錠というのは女性ホルモンを抑えて、乳がんの再発を予防したりするお薬。ちなみに先発品はアリミデックス錠と言う名前ね(´▽`)

Y「このNKって日医工の頭文字でしょ?日医工がどんなメーカーで何をしたかは良く分からないけど、ニュースに出てくるようなメーカーは嫌だわ!」
ネ「えーっと・・・(^_^;)、Yさん、残念ながらこのNKは日医工さんの頭文字ではなく、日本化薬さんというメーカーの頭文字です。一般の人には馴染みが薄いかもしれませんが、私たちのような業界内の人間からしてみると、日本化薬さんは抗がん剤関係ではトップクラスです、近隣の官公立病院さんやお隣の市立病院さんなどでもこのメーカーは採用になっています。安心して服用してください!」
Y「それならいいけど、TVなんかでジェネリックメーカーの事件が多いからね、やっぱりジェネリックというのはダメなのかしらね?」

以上、回想シーンおしまいヽ(*´∀`)ノ

といったところで、ジェネリック品というのは本当に粗悪品なのか?

それでは、ネーヤの見解!

ジェネリック品≒粗悪品

嘘です!本当に嘘です!!ジェネリック品は粗悪品なんかではありません!!!

じゃあ、ジェネリック品が粗悪品ではないという根拠を挙げていくわねヽ(*´∀`)ノ

1、ジェネリック品は安いから粗悪品
先ずは、これを上げる人が多いと思うのね。これは先発品には開発研究費がかかっているのに対して、ジェネリック品は開発研究費がかかっていないからなの。その分だけ安いわけね。
ただし、ジェネリック品もただ先発品の真似をしてお薬を出しているだけではないわ。メーカーにもよるけど、お薬を少しでも飲みやすくしたり、先発品では10mg錠しかなく、半分に割ったりしなくてはならないものを5mg錠を出したりして、研究や工夫を重ねているわ!でも、今までになかったお薬の開発研究費と、既に販売されているお薬の改良する研究開発費は桁が全然違うのよ(^_^;)だからジェネリック品は安い価格となるわけ!ちなみに先発品のお薬の材料費は、値段の10%もないと言われているわ。お薬の研究開発費や、MRなどの人件費がジェネリックメーカーに比べて桁外れになるというわけ。

2、ジェネリックメーカーは聞いたことがないようなメーカーだから、ジェネリック品は粗悪品
まあ、ネームバリューで言えば、武田薬品工業さん、第一三共さん、最近コロナワクチンで名前を売っているファイザー社さんやアストラゼネカさんはすごいわね。でも最近では東和薬品さんや沢井製薬さんもすごいでしょ?それにTVCMをしてなくても、先ほどの日本化薬さんや日本ジェネリックさんなんかは一般の人は馴染みが薄くても、業界内ではかなり有名!ちなみに日本ジェネリックさんは、調剤薬局チェーン店の日本調剤さんと同じ会社(株式上は別会社にしてるかもしれないけど)よヽ(*´∀`)ノ

3、先発メーカーだってジェネリック品
あ、先ほど出てきた先発メーカーさんだって、ジェネリック品を出していたり、子会社でジェネリック品を出していたりするのね。
ちなみにファイザー社さんは自社でジェネリック品を販売してるし、第一三共さんは、子会社の第一三共エスファでジェネリック品を出してるわ!ちなみに先発品だけを扱って、ジェネリック品は子会社とかでも一切取り扱いがない!なんていう製薬メーカーがあったかなぁ〜?昔小野薬品さんはそうだと聞いたことがあるような気もするけど・・・

4、ジェネリック品しかない医薬品もある
トドメとして、医薬品の中には先発品がなくジェネリック品しかない医薬品もあるのね。

といったところで・・・

ジェネリック品=粗悪品というのは絶対に成り立たないの。


じゃあ、なんでジェネリック品があんなに悪しざまに言われるの?と思った方々。
う〜んとね、これから先はちょっと歴史を遡るのと、ネーヤの想像なんだけど・・・

先ずね、今でこそジェネリック品は市民権を得たけど、昔はゾロ品と言われていたの、その由来は先発品の特許が切れると同時に、あちこちのジェネリックメーカーからゾロゾロ発売されたからゾロ品。その当時はジェネリック品は価格勝負がほとんどで、今みたく先発品の改良とかもあまりなかったのね。その当時を知っている人なら分かると思うけど、1錠100円のジェネリック品は10円とかで投売りされていたのね。それに加えて、そのジェネリック品を1000錠買ってくれたら、もう1000錠おまけ!とかが行われていたの。
その頃は先発メーカーもジェネリック品を取り扱うこともなく、先発メーカーも影で「ゾロメーカーが💢」なんて蔑んでいたりしたわね(^_^;)
つまりそんな時代背景があったから、ジェネリック品=粗悪品というイメージが付いてしまったんじゃないかしら?確かにジェネリック品=粗悪品とは思わないけど、当時のゾロ品=粗悪品というのは肯けなくもないわ。

それと、これからはネーヤの完全な想像。
例えば、先発品の痛み止めA錠があって、腰痛なんかで非常によく効いたとするわよね。で、1回目は非常によく効いたけど2回目の服用時には効き目が弱かったとするでしょ?その際、考えとしては「前回はよく効いたけど今回は効かなかったな!」で済んじゃうと思う。ただし、2回目にジェネリック品B錠を服用していたら、「やはりジェネリック品はダメだ!」となるわよね。
逆にA錠では効かなかったけど、B錠はすごく良く効いた!という例があればいいんだけど、A錠で効き目がなかったら、B錠は医師も処方しないし、患者様も飲みたがらないと思うのよ。で、ジェネリック品は先発品の後から出てくるものだから、通常は先発品⇒ジェネリック品の順番に服用するから、A錠では効かなかったけどB錠ではよく効いたという症例はあまり出てこないことになるのよね(^_^;)

つまりこの辺がジェネリック品=粗悪品と誤解されやすくなるんじゃないのかしらね?

ちなみに今回の小林化工さんや日医工さんのミスは確かに許されることではないと思う。だからと言って、ジェネリックメーカー全てがこういうミスをしてるわけではないからね!

といったところで、今回のブログはおしまい・・・あ、でもせっかく久しぶりにブログ書いたからおまけつけとくわね!
今回最初の方で患者様のYさんが日本化薬の「NK」を日医工の頭文字と勘違いしたでしょ?
ちなみに、ジェネリック品の場合、現在は・・・成分名「〇〇」と表記するのが殆どなんだけど、
日医工さんの場合「〇〇」の部分は・・・「日医工」「テバ」「TOA」「タイヨー」「武田テバ」「サワイ」「EE」「SANIC」[EMEC」などなどがあるの。
これに関しては、他のメーカーと共同開発や、販売移管を受けたものが多数あるからなのね。
そして小林化工さんの場合・・・「KN」「EK」「MEEK」[AKP」なんかがあるわね。日本化薬さんは「NK」で小林化工さんは「KN」と紛らわしい(^_^;)
新聞なんかで、「KN」と見た患者様が「NK」と誤解されなきゃいいけど(^_^;)

といったところで、今回のブログは本当にこれにておしまい💨ではでは✋
あ、ちなみにこちらのブログではすでに、ブログ村もブログランキングも登録外しちゃったから、ポチっとするボタンはないわよ💔
ああ、コメント欄は残してあるからね💕
posted by ネーヤ at 20:56| Comment(2) | お薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする