2021年11月12日

何しに来たん???

さてと、久しぶりにブログ更新するかな?

え?ネーヤってば、まだブログ書いてたの??

なんて思って、このブログに来た方々!
やだなぁ〜、ネーヤはまだブログをやめるなんて言ってないでしょ?書きたくなったら書くわよ💥

と言ったところで、本日のおはなし。まあ、のんびりだらだらと書いてくスタイルだからみんなもその気で読んで💓
で、いつものように、時期は中旬、場面はネーヤ薬局から始まる。本日の患者様は還暦を越えた初老の女性Pさん、持ってきた処方箋はこちら!

Rp)
1、(般)カンデサルタン8mg     1錠
  (般)ロスバスタチン2,5mg   1錠
   分1 朝食後          30日分


ネ「じゃあPさん、本日も血圧とコレステロールのお薬といつもと同じですね。何か変わったことはございませんか?」
P「こんにちは、これといって変わったことはないわね。血圧も落ち着いているし⤴」
ネ「それは何よりですただしこれから寒さが増してくると血圧が上がりやすくなりますので塩分の摂り過ぎとかご注意くださいね💦」
P「ありがとう!それじゃあお薬もらっていくわね🎵」
ネ「お大事になさってください。」

まあ、どこにでもあるような薬局での一コマよねそしてここから次の展開に入るのよ❗

そしてになってすぐ、Pさんが再びご来局。その時持ち込んだ処方箋がこちら!

Rp)
1、(般)カルボシステイン錠500mg  3錠
   アスベリン錠20mg        3錠
   分3 毎食後            3日分

あら?Pさん風邪でもひいたかな??
ネ「Pさん、お待たせしました。お薬の用意ができました。お風邪でもひかれましたか?」
P「うん、昨日ちょっとのどに異物感があってね。」
ネ「なるほど、で今日はどうなんです?まだ喉が痛いとかありますか?」
P「いや、今はなんともない!」
ネ「咳とかはどうです?」
P「それは最初からないわ!」
ネ「お熱はどうです?」
P「平熱だったわ!」
ネ「食欲はどうです?朝ごはんは食べられました??」
P「おいしく食べたわ!」

・・・・・えーっと、Pさん。一体何しに来たの?などと考えながら、会話が止まってしまったネーヤ
それを感じてかどうかは分からないけど、Pさんがお話を続ける。

P「今週末に、孫が来るのよ!風邪をひかないようにしたいし、ひいちゃっても早く治しちゃいたいのよ

・・・・・えーっとね、ツッコミ所満載なんだけど・・・・・
先ずね、それって本当に風邪?現在何も症状ないんでしょ??だとしたらお薬必要ないんじゃない???
次にね、風邪薬に風邪を予防する効果はないのよ!今日出たお薬を飲んだって風邪をひきにくくする効果なんて無いからねっ👊
そして最後にね、早く治したいって言っているけど、風邪薬って言っても風邪を治すお薬なんてないからね!

あ、風邪を治すお薬なんてない!と言うのは、MyLittleMonsterの方なら覚えていると思うけどこのブログの初期の頃にあげたことがあるのよ💓
重要なことだからもう一度言っておくわね。
最初に風邪という病名はないのね。正式には風邪症候群と言って、ウィルスや細菌によって気道が炎症を引き起こす病気なのね。だから、インフルエンザもコロナも風邪の一種なの。そしてその炎症によって喉の痛みや熱、咳、痰、鼻水なんかの症状を引き起こすの。
それでね、一般的に言う風邪薬って言うのは、症状を抑えるだけなのね。先ほどPさんに出ていたお薬は痰を切るお薬と咳止め。まあ、こんなこと言っちゃあなんだけど、処方した先生も困ったと思うわ💧患者様は風邪だと言うし、これといった症状は見られないし、「まあとりあえず3日分位薬を出しておくか?」くらいの感覚だったんじゃないかしら

え?でもさ、原因がウィルスや細菌だったら抗生物質が効くんじゃない??私も抗生物質を出してもらったことがあるけど???

と、思った読者の方々。はい、その疑問は当然あるわね
まあ、お話があちこち飛んじゃうけど、とりあえず説明しとくわね。
まず、抗生物質は細菌には効くけどウィルスには全く効かないのね。そして風邪の場合、ウィルスによる感染が8〜9割なの。だから症状によっては最初から抗生剤を使うこともあるけど、通常は抗生剤を使わず様子を見てから後から抗生剤を追加することが多いの。
そして、抗ウィルス剤。タミフルとかリレンザ、イナビルなんかはインフルエンザの時に使うでしょ?これもこのブログで散々書きまくったから覚えている読者さんも多いと思うけど、それらはインフルエンザウィルスを死滅させるんじゃなくて、増殖を抑えるだけなの。
つまりね、風邪全般に言えることなんだけど罹患しちゃった場合には、その症状を抑えつつ(ちなみに対処療法っていうの💓)、患者様の免疫力によってウィルスを死滅させるしかないの。だから、一般的な風邪の場合は抗生剤を使う場面も殆どないと言っていいのね。中には用心のために抗生剤を使うDrもいるけど、呼吸器学会なんかではなるべく抗生剤は使わないように!って提唱してるわね。

じゃあ、お話を戻すわね。
『さてと、Pさんにはどうやって説明しよう?Drは処方したわけだし、飲ませてもいいということよね??まあ、こういってはなんだけどそれほど、副作用があるお薬ではないし、3日間飲んでもらうかな???』
などと考えつつ、Pさんに説明。
ネ「あのね、Pさん。基本風邪っていうのは予防や治療のためにはその人の免疫力を上げるのが一番の治療になるんです。だから、しっかり栄養を摂って、ゆっくり休んでください!夜ふかしとかしないように!!それと今日のお薬といつものお薬は一緒に飲んでも大丈夫だから、時間帯がかぶるようならまとめて飲んで構いません。」
P「わかったわちなみに避けたほうがいい食べ物ってある?」
ネ「そうですね、食べれるようなら何を食べてくださってもいいですが、刺激物だと喉の炎症をひどくしちゃうので避けたほうがいいです。」
P「ありがとう、じゃあ今日のお昼ご飯の後から早速飲むようにするわ。」

そう言って、Pさんはご帰宅。
そして、の中旬。Pさんはいつものようにご来局🎵渡された処方箋にはいつもの慢性疾患のお薬だけ記載してある。
ネ「Pさんこんにちは!前回の風邪はあの後良くなりましたか?風邪薬飲んで気持ち悪くなったりとかしませんでしたか??」
そう尋ねたネーヤを見てPさんはニッコリ、そして言い放った。

P「あ、あのお薬ね。その後調子良さそうだから飲まなかった!次回の風邪の時まで取っておくわ!」

そして、その後いつものお薬を手にすると意気揚々と帰っていった。

えーっと・・・前回は一体何しに来やがった💢💢💢

と、ネーヤが心の中で叫んだところで今回のブログはおしまい💨
ではでは✋
posted by ネーヤ at 23:12| Comment(8) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。^^

メチャ久々の更新ですね。^^;
しかし医者も良くまぁ処方しますよね。
ビタミン剤とか適当に処方しちゃ駄目なのかしらん。
(ビタミン剤だけ処方とか出来ないか!)
医者と薬局で口裏合わせて風邪薬って事で!
Posted by 珈琲好き at 2021年11月23日 21:11
>珈琲好きさん
こんにちはヽ(*´∀`)ノ

まあ、Drによっては、「薬は必要ないっ!」と言って患者様を帰らせる人もいますが、毒にならないようなお薬を数日分処方して、お茶を濁すのが多いような気がします。
まあ、今はネットなんかの口コミが発達してるので、そこで悪い評価を付けられたりしたらたまらないですからね(^_^;)
ただし、ご高齢者なんかでやたら睡眠薬を欲しがる患者様なんかでは、ご家族の許可を得て、睡眠薬以外のビタミン剤なんかを調剤する場合もあります。まあ、そんなのでもよく眠れるという不思議な現象が起きてます(笑)
Posted by ネーヤ at 2021年11月23日 21:47
こんばんは。御無沙汰しております。

10/4から「看護助手」に就任しました。
詳細は伏せますが,毎日,先輩の助手さんや看護師さんから指導を受けながら頑張って働いています。

 働くといえば,「はたらく細胞」が「風邪に抗菌薬は効かない」,「薬剤耐性菌」,「抗菌薬が処方されたときは用法・用量どおり服用しましょう」という広告を打っていて,電車内のディスプレイで見ました。
 ネーヤ先生の御指摘の通り,「風邪」という病名は無くて,正式な傷病名は「風邪症候群」であり,またの名を「感冒」,「急性上気道炎」と言っているのが現実です。
 
 私は抗菌薬を「抗生剤」,「抗生物質」と言ってしまいがちで,反省しなければいけないと思いつつ,薬理学や感染症の本に目を通すと,それぞれにキチンとした定義があることがわかります。
 医療従事者の日常会話でも抗菌薬を指して「抗生剤」や「抗生物質」という言葉は飛び交うでしょうし,使い慣れた言葉があるという現実もあると思います。
 今回の記事は「薬を欲しがる患者」と「金儲けor患者受けのために薬を出しまくるDr.」の構図が如実に表れた記事でした。勉強になります。
 キチンと診察して,必要に応じて検査を施行され,症状や検査結果から薬の必要性や適応を判断して処方してくださるDr.に診療を受けたいと思うところです。
Posted by メトロ at 2021年11月25日 00:58
>メトロさん
こんばんは!看護助手就任おめでとうございますヽ(*´∀`)ノ

私は以前より、ブログやSNSで「薬剤師の常識は一般人の非常識」と言っていますが、コメントにあった風邪や抗菌剤の定義なんかもそうなんでしょうね。
一般の方からすれば、『風邪という病気は菌が悪さをする病気だから抗生剤を飲めば良い!』くらいなのかな?
細菌とウィルスの違いなんかもよくわかってないと思います。
今後も医療の一端を担う人間として患者様にわかりやすく説明してあげてくださいねヽ(*´∀`)ノ
Posted by ネーヤ at 2021年11月25日 22:04
お返事ありがとうございます。
 職制上,薬や治療の内容については患者さんから質問されても「看護助手」が業務として回答することは禁じられており,「看護師さんへ患者さんからの質問内容を伝える」のみになります。
 しかしながら,何事にも誠意を持って対応するように心がけています。そうすることで,患者さん,「看護s助手」の先輩,看護師さん,清掃員さん,他の職種の方々から好印象を得て,皆で気持ち良く働けるように努めていきたいと思っています。
Posted by メトロ at 2021年11月25日 23:19
5行目の前半,「看護s助手」→「看護助手」へ訂正です。
Posted by メトロ at 2021年11月25日 23:20
>メトロさん
へー!看護助手は質問とかに答えてはいけないんですね!!知らなかった.....〆(・ω・)メモメモ

まあ、チーム医療の一端を担うのでメトロさんができる範囲で頑張ってくださいね!!
Posted by ネーヤ at 2021年11月26日 22:13
>ネーヤ先生
そうなんです。
「医療行為・看護に関する専門的な判断を要しない」範囲で患者さんの療養上の世話に関する範囲での対応になります。
 とはいえ,チーム医療の一端を担っている以上は患者さんに対して失礼の無いように,誠意を持って対応しています。
 U-CANの「看護助手講座」のHPに看護助手業務の概要が載っています。御覧いただければ幸いです。

 次のブログ更新を楽しみに待っております。お邪魔致しました。
Posted by メトロ at 2021年11月27日 11:58
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