2021年11月12日

イグスリって何の薬?

と言ったところで、本日のブログはおしまい💨ではでは✋

って、ヲイ!ふざけるんじゃない!!

と思わず叫んだ皆様。

えっと・・・ネーヤはふざけているわけではなく、もう書きたいことは書いちゃったから締めようと思ったんだけど、ダメ???
と、言うことで今回はTVの番組の『トリニクって何の肉!?』というのが面白くて印象に残ったので、それを真似して書いてみたの💓

でも、やっぱりこれで終わっちゃったら怒られるわよね💦
という事で、仕方ないからこういうタイトルをつけた以上、今日はイグスリについて書いていくわね!

それでは、本日もネーヤの薬局からお話が始まる。いらした患者様は中年女性のTさん!でね、このTさん、普段は痔疾のお薬や風邪のお薬を時々持っていかれるんだけど、普段からお薬手帳を持ってこない、薬剤師としてはあまり嬉しくないタイプの患者様💧もちろん本日も「お薬手帳は忘れちゃったわ!」なんて言いながらご来局。そして持ち込まれた処方箋はコチラ!

Rp)
(般)トスフロキサシントシル塩酸塩錠150mg  3錠
           分3 毎食後 3日分

ネ「こんにちはTさん。今日はどうされました?」
T「ああ、昨日からトイレが近くて、排尿の際にちょっと痛むのよ。オシッコの検査をしてもらったけど膀胱炎だって。」
ネ「(え?先生、トスフロ処方するときはムコスタも一緒に処方されるのに??)えーっと、じゃあ抗菌剤が出てますね。今まで抗菌剤を飲んでお腹が痛くなったり下痢したりすることはないですか?それと今は他の病院にかかったりお薬を飲んだりしてないですか?」
T「あ、いま駅前の内科にかかっていてイグスリもらってる!それは先生にも言ったわ⤴」
ネ「(なるほど、だから先生ムコスタ処方しなかったのね)お薬は何種類か飲んでいるんですか?」
T「えーっと、全部で3種類。夕食後だけのが1種類と、毎食後のが2種類ね。夕食後のが青いシートで白い錠剤、それと毎食後のは、ピンクと銀色のシートで、やはり白い錠剤よ!」

よく覚えているでしょ!とでも言いたげな自慢そうなTさんなんだけど・・・そうじゃないんだなぁ〜💦
T「えーっと・・・お薬の名前はわからない!あ、でもそちらの薬局の薬剤師さんが『よく使われるイグスリ』って言っていたから大丈夫よね!!」
ネ「(そうじゃない!そうじゃないんだ💥)多分大丈夫だとは思いますが、一応用心のために家に帰ってお薬を飲む前にお電話でお薬の名前を教えていただけませんか?」
T「わかった!帰ったら連絡する

そう言うとTさんは帰っていった。それから数十分後RRR・・・RRR・・・薬局の電話がなる
T「もしもし、あ、ネーヤさん?それじゃあ薬の名前を言うね!先ず、寝る前に飲むのファモチジンOD20mg「トーワ」で、毎食後の方はピンクのシートがレバミピド100mg「ファイザー」と、銀色のシートが酸化マグネシウム250mg「マイラン」ってやつ🎵」
ネ「(ああ、やっぱり電話してもらって良かった💨)えーっと、Tさん今日出た抗菌剤と酸化マグネシウムは一緒に飲めないんです。」
T「え?イグスリなのに??」
ネ「えっとですね、今日出た抗菌剤とその酸化マグネシウム錠を一緒に服用すると、抗菌剤が効かなくなっちゃうんです。ファモチジンとレバミピドは一緒に飲んでも問題ないです。」
T「じゃあ、抗菌剤を飲んでいる間は酸化マグネシウムを飲まないほうがいい??」
ネ「いや、飲む時間を2時間開ければ大丈夫なので酸化マグネシウムは抗菌剤を飲んで2時間したら飲んでください。それと水分はしっかりとってオシッコは我慢しないようにしてくださいね!」
T「わかった!イグスリくらいなら大丈夫だと思ったけど、飲み合わせが悪いのもあるのね💦」
ネ「そうです、ですからこれからは、お薬手帳を持ってきてくださいね!」
T「う〜ん、お薬手帳どこにあるかなぁ〜??」
ネ「探してみて、無いようでしたら新しく作れますので、うちの薬局でも駅前の薬局でもそのように言ってください。それではお大事に」


ここで電話は終了。で、今Tさんが服用していたお薬が3種類あったでしょ?
まあ、ネーヤのブログを読んできた読者の方々なら説明するまでもないけどどのお薬も「〇〇」って付いていたわよね?これはこのお薬がGE医薬品であることをあらわすの。そして〇〇はメーカーの名前ね!つまりTさんが飲んでいるお薬はGE医薬品がある特に珍しいお薬ではないわけ。じゃあ、このお薬を一つづつ説明してくわね

ファモチジンOD・・・胃酸の出過ぎを抑えるイグスリ。先発品はガスター、市販のガスター10と同じね。ただし、Tさんの場合は20mgだからOTCより強めのお薬ね⤴余談だけど、処方薬として使われていたお薬がOTCとして販売されているのはスイッチOTCって言うのね。ガスター10の他にロキソニンなんかもそうヽ(*´∀`)ノ

レバミピド錠・・・これは胃の粘膜を保護して傷ついた胃の粘膜の修復を早めるイグスリ。先発品名はムコスタ錠、まだOTCは出ていないけど、安全性も高いしいずれは出てくるんじゃないかしら?もちろんイグスリなんだけど、痛み止めを服用するときに胃が荒れないようによく一緒に処方されたりするわねヽ(*´∀`)ノ

酸化マグネシウム錠・・・これは胃酸を中和するイグスリ。最近TVCMがよく流れているから聞き覚えがある人もいるんじゃないかな?もちろんイグスリとしても使うんだけど、TVCMでやっている酸化マグネシウム錠はイグスリじゃなくお腹が痛くなりにくい非刺激性の緩下剤として売られているのね。実際下剤として処方するDrも多いわヽ(*´∀`)ノ

まあ、ネーヤもこれらのお薬を調剤して患者様にお渡しする時には『よく使われるイグスリ』って説明しちゃう場合も多いと思うけど・・・

一口にイグスリって言ってもいろいろあるのよ!!!

だから、Tさんにも言ったけどお薬手帳は絶対に持ってちょうだい👊

それでは、ツカミはこのくらいにして本題を・・・
って思ったけど、長くなっちゃったし、もうこれでブログとして完結できちゃっているからこれで終わりにしよう(。_。(゚д゚(。_。(゚д゚ )うんうん
一応、この後続きを書くとしたらイグスリの種類や歴史なんかだけど聞きたい???
まあ、リクエストが多かったら考える!!!

と言ったところで、本日のブログはここまで💨ではでは✋
posted by ネーヤ at 23:45| Comment(2) | お薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

何しに来たん???

さてと、久しぶりにブログ更新するかな?

え?ネーヤってば、まだブログ書いてたの??

なんて思って、このブログに来た方々!
やだなぁ〜、ネーヤはまだブログをやめるなんて言ってないでしょ?書きたくなったら書くわよ💥

と言ったところで、本日のおはなし。まあ、のんびりだらだらと書いてくスタイルだからみんなもその気で読んで💓
で、いつものように、時期は中旬、場面はネーヤ薬局から始まる。本日の患者様は還暦を越えた初老の女性Pさん、持ってきた処方箋はこちら!

Rp)
1、(般)カンデサルタン8mg     1錠
  (般)ロスバスタチン2,5mg   1錠
   分1 朝食後          30日分


ネ「じゃあPさん、本日も血圧とコレステロールのお薬といつもと同じですね。何か変わったことはございませんか?」
P「こんにちは、これといって変わったことはないわね。血圧も落ち着いているし⤴」
ネ「それは何よりですただしこれから寒さが増してくると血圧が上がりやすくなりますので塩分の摂り過ぎとかご注意くださいね💦」
P「ありがとう!それじゃあお薬もらっていくわね🎵」
ネ「お大事になさってください。」

まあ、どこにでもあるような薬局での一コマよねそしてここから次の展開に入るのよ❗

そしてになってすぐ、Pさんが再びご来局。その時持ち込んだ処方箋がこちら!

Rp)
1、(般)カルボシステイン錠500mg  3錠
   アスベリン錠20mg        3錠
   分3 毎食後            3日分

あら?Pさん風邪でもひいたかな??
ネ「Pさん、お待たせしました。お薬の用意ができました。お風邪でもひかれましたか?」
P「うん、昨日ちょっとのどに異物感があってね。」
ネ「なるほど、で今日はどうなんです?まだ喉が痛いとかありますか?」
P「いや、今はなんともない!」
ネ「咳とかはどうです?」
P「それは最初からないわ!」
ネ「お熱はどうです?」
P「平熱だったわ!」
ネ「食欲はどうです?朝ごはんは食べられました??」
P「おいしく食べたわ!」

・・・・・えーっと、Pさん。一体何しに来たの?などと考えながら、会話が止まってしまったネーヤ
それを感じてかどうかは分からないけど、Pさんがお話を続ける。

P「今週末に、孫が来るのよ!風邪をひかないようにしたいし、ひいちゃっても早く治しちゃいたいのよ

・・・・・えーっとね、ツッコミ所満載なんだけど・・・・・
先ずね、それって本当に風邪?現在何も症状ないんでしょ??だとしたらお薬必要ないんじゃない???
次にね、風邪薬に風邪を予防する効果はないのよ!今日出たお薬を飲んだって風邪をひきにくくする効果なんて無いからねっ👊
そして最後にね、早く治したいって言っているけど、風邪薬って言っても風邪を治すお薬なんてないからね!

あ、風邪を治すお薬なんてない!と言うのは、MyLittleMonsterの方なら覚えていると思うけどこのブログの初期の頃にあげたことがあるのよ💓
重要なことだからもう一度言っておくわね。
最初に風邪という病名はないのね。正式には風邪症候群と言って、ウィルスや細菌によって気道が炎症を引き起こす病気なのね。だから、インフルエンザもコロナも風邪の一種なの。そしてその炎症によって喉の痛みや熱、咳、痰、鼻水なんかの症状を引き起こすの。
それでね、一般的に言う風邪薬って言うのは、症状を抑えるだけなのね。先ほどPさんに出ていたお薬は痰を切るお薬と咳止め。まあ、こんなこと言っちゃあなんだけど、処方した先生も困ったと思うわ💧患者様は風邪だと言うし、これといった症状は見られないし、「まあとりあえず3日分位薬を出しておくか?」くらいの感覚だったんじゃないかしら

え?でもさ、原因がウィルスや細菌だったら抗生物質が効くんじゃない??私も抗生物質を出してもらったことがあるけど???

と、思った読者の方々。はい、その疑問は当然あるわね
まあ、お話があちこち飛んじゃうけど、とりあえず説明しとくわね。
まず、抗生物質は細菌には効くけどウィルスには全く効かないのね。そして風邪の場合、ウィルスによる感染が8〜9割なの。だから症状によっては最初から抗生剤を使うこともあるけど、通常は抗生剤を使わず様子を見てから後から抗生剤を追加することが多いの。
そして、抗ウィルス剤。タミフルとかリレンザ、イナビルなんかはインフルエンザの時に使うでしょ?これもこのブログで散々書きまくったから覚えている読者さんも多いと思うけど、それらはインフルエンザウィルスを死滅させるんじゃなくて、増殖を抑えるだけなの。
つまりね、風邪全般に言えることなんだけど罹患しちゃった場合には、その症状を抑えつつ(ちなみに対処療法っていうの💓)、患者様の免疫力によってウィルスを死滅させるしかないの。だから、一般的な風邪の場合は抗生剤を使う場面も殆どないと言っていいのね。中には用心のために抗生剤を使うDrもいるけど、呼吸器学会なんかではなるべく抗生剤は使わないように!って提唱してるわね。

じゃあ、お話を戻すわね。
『さてと、Pさんにはどうやって説明しよう?Drは処方したわけだし、飲ませてもいいということよね??まあ、こういってはなんだけどそれほど、副作用があるお薬ではないし、3日間飲んでもらうかな???』
などと考えつつ、Pさんに説明。
ネ「あのね、Pさん。基本風邪っていうのは予防や治療のためにはその人の免疫力を上げるのが一番の治療になるんです。だから、しっかり栄養を摂って、ゆっくり休んでください!夜ふかしとかしないように!!それと今日のお薬といつものお薬は一緒に飲んでも大丈夫だから、時間帯がかぶるようならまとめて飲んで構いません。」
P「わかったわちなみに避けたほうがいい食べ物ってある?」
ネ「そうですね、食べれるようなら何を食べてくださってもいいですが、刺激物だと喉の炎症をひどくしちゃうので避けたほうがいいです。」
P「ありがとう、じゃあ今日のお昼ご飯の後から早速飲むようにするわ。」

そう言って、Pさんはご帰宅。
そして、の中旬。Pさんはいつものようにご来局🎵渡された処方箋にはいつもの慢性疾患のお薬だけ記載してある。
ネ「Pさんこんにちは!前回の風邪はあの後良くなりましたか?風邪薬飲んで気持ち悪くなったりとかしませんでしたか??」
そう尋ねたネーヤを見てPさんはニッコリ、そして言い放った。

P「あ、あのお薬ね。その後調子良さそうだから飲まなかった!次回の風邪の時まで取っておくわ!」

そして、その後いつものお薬を手にすると意気揚々と帰っていった。

えーっと・・・前回は一体何しに来やがった💢💢💢

と、ネーヤが心の中で叫んだところで今回のブログはおしまい💨
ではでは✋
posted by ネーヤ at 23:12| Comment(8) | 病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする