あ〜つ〜い〜!!!
もう9月も半ばを過ぎたのにこの暑さ💦暑さに弱いネーヤにとってこの暑さは致命的!
でね、今日は暑さを少しでも和らげるために、12月のお話を

えっ?なぜに12月かって??それは・・・来年のお話をすると鬼が笑うって言うから、年内のお話で読者の皆様に笑ってもらいたいからよ(笑)と言うのは冗談で、今日はこの業界の中で起きる12月のイベントのお話だからね!まあ、とりあえず読んでちょうだい!!
ちなみに、今回のお話は業界内の方向け様です

それでは今日もいつものように、ネーヤ薬局から始まる。本日午後一番にいらしたのは先日ネーヤ薬局の担当になったばかりのA卸のMS、Wさん。
W「こんにちは!ネーヤ先生!!今日も暑いですね!!!」
ネ「本当に!なんか毎年暑くなっているような気がするわ💧Wさんも、車の中大変よね💦」
W「はい!熱中症対策に営業車の中にはクーラーボックス持ち込んでミネラルウォーターやアイスコーヒー入れてあります!!」
ネ「へぇ〜、それはいい考えね。あ、今日は何かしら?」
W「あ、まだちょっと先の話ですが、12月に出るGEが発表になりましたので、資料をお持ちしました。」
ネ「ああ、12月のGEか!今回は何か大型商品が出る??」
W「今回のGEで目立つのは、レクサプロ錠とネキシウムカプセルですね。レクサプロ錠は9社、ネキシウムカプセルは8社から発売になります。」
ネ「まあレクサプロ錠は使ってないからいいとして。ああ、とうとうネキシウムカプセルもGE発売か、それにしてもネキシウムが8社?あれだけの大型商品に関しては10社超えないんだ。じゃあ、薬価は半額か。で、どこのメーカーが出してくるの??」
W「はい、こちらのメーカーになります。ちなみにネキシウムは新薬創出加算がついているので実際の薬価はネキシウムの半額以下になります。」
そう言うとWさん、表にまとめた資料を差し出してくれる。
ネ「うーん・・・やっぱりネキシウムのGEはカプセルばかりか!1社くらい剤形変更で錠剤を出してくれると思ったんだけどね💧錠剤があればそれに即決するつもりだったけど残念(^_^;)、ん?GE御三家の沢井製薬さんと東和薬品さんはGE出してくるけど、日医工さんは今回降りたんだ❗」
W「ほかの薬局でも錠剤のことは言われました⤵ちなみに一説によると日医工さんは今までのGE問題を立て直すために、今回は発売を見送ったとか?まあ、あくまで噂ですが・・・」
ネ「まあ、当たらずといえども遠からず!といった感じかな??あとは・・・第一三共エスファ・日本ケミファ・ニプロ・陽進堂、日新製薬さんもかぁ〜」
W「ですね!ちなみにAGはニプロさんになります。」
ネ「え?ニプロさん??第一三共エスファさんじゃないの???クレストール錠は第一三共エスファさんじゃん!それにネキシウムカプセルって、第一三共さんがコ・プロモーションやってなかった?」
W「あ、確かにそうですが、コ・プロはもう解消されてます。去年?一昨年だったかな??」
ネ「あら、そうだったっけ?あ、なんとなく思い出した。まあ、シートとかあまり変わらなかったから気にかけなかった(^_^;)」
W「まあ、そうでしょうね。あ、AGにするかどうかは分かりませんが、帳合はぜひうちに!それでは失礼します。」
そう言うとWさんはご対局。Wさんが置いていった資料を見ながらネーヤはひとり考える。
う〜ん、やっぱり錠剤が良かったな(^_^;)でも、AGがニプロさんとは意外だったな!この中だったら絶対第一三共エスファさんだと思ったのに・・・
・・・ん(メ・ん・)?、ちょっと待って??何か忘れてる!なんだっけ???ネーヤってば、昔何かこのことでブログ書かなかったっけか?思い出せ!思い出すんだネーヤ!!
で、思い出したのがこちら!(リンクしておいたから見てきてね💕)
先発メーカーと後発メーカーの仁義なき戦い〜決戦は金曜日〜と、もう一つ!
先発メーカーと後発メーカーの仁義なき戦い〜密約〜で、思い出したところで、過去を振り返って自分で書いたこのブログを読んじゃったのよ(^_^;) いや、自分で書いたブログだし、読んでいけないことはないんだけど、こういうのを読んじゃうと再び妄想の世界に入り込んじゃうのよね💨
と、言ったところでここからはネーヤお得意の妄想ブログに突入!まず最初に・・・
ここから先はネーヤの妄想であり、一切の真実はございません!!!
社名・人物名・薬品名などは全て架空のものです!!!まず、ここから先を読む前に上にリンクしたブログを二つとも読んできてちょうだい!それを読まないとこの先のお話は一切分からないからね!
ーーーーーーーーーーーーーーー《妄想話開始》ーーーーーーーーーーーーーーー
ときは数年前、場所は英国大手製薬メーカーA社本社内の営業戦略室。室長のマイクがPCを見ながらキーボードに指を滑らしている。そこにひとりの女性がノック!
女「Mrマイク、COOが手が空き次第来ていただきたいとのことです。」
マ「ボスが?わかった!!すぐに行くと伝えて!!!」
そしてCOO室に場所は移る
マ「ボス、お呼びですか?」
ボ「ああ、マイク忙しいところ呼び出してすまない。今日は頼みがあるんだ。」
マ「頼み?業務のことですか??」
ボ「もちろんさ、今は忙しいのかな?」
マ「そうですね、まあ今の業務は部下に任せても大丈夫です!どんな業務ですか??」
ボ「うちの主力商品であるNカプセルのパテントがあと少しで切れるのは知ってるね?それに関して各国のメーカーから引き合いが来てるんだ。今回問題になっているのはJAPAN、当社としては日本は重要な巨大マーケットだ。失敗するわけには行かない。D社というメーカーを覚えているかい?」
マ「D社・・・Nカプセルをco-promotionしましたよね。私が担当したので覚えてますよ。そして我が社でM&Aを仕掛けたが失敗をした企業だ。」
ボ「そうだ、そのD社から『ぜひ当社の子会社De社でAG品の許可を!』という事で引き合いが来ているんだ。」
マ「ほう、まあNカプセルではco-promotion契約をしていましたし、Nカプセルの資料はたくさん揃っているはず!まあ、M&Aのわだかまりはありますしco-promotion契約も切れてはいますが、収益を上げるためにはD社でも良いのでは??」
ボ「うむ、その考え方もある。ただしそれ以外にNp社というメーカーからも強力なオファーが来ているんだ。」
マ「Np社?医療機器では有名な企業ですよね。」
ボ「そうだ、医療機器や注射器ではJAPANトップといってもいい。それだけに全医療機関でNp製品が採用されていると言っても過言ではない。」
マ「なるほど、それで私は何をすれば・・・」
ボ「営業戦略室長になった君に頼むのは大変申し訳ないことだが・・・日本に出向いて両者の担当者と会って、どちらの企業がより我社にとってメリットを生むか調査してきて欲しい。頼めるだろうかマイク?」
マ「Yes Boss! Its My Pleasure!!」
そして、場面は変わって日本の東京、場所は虎ノ門某ホテルの4階にある超一流お寿司屋さんの個室
マ「こんにちは、Lさん!5年ほど前に会って以来ですね!!またあなたと一緒に仕事ができるとは思っても見ませんでしたよ!!!今は本部長になられたとか?本部長直々に出てこられる仕事でもないのに!!」
L「こんにちは、Mrマイク!本当にご無沙汰しております!!Mrマイクこそ営業戦略室長に昇進なされたとか!私ではMrマイクと釣り合いが取れないかもしれませんが、昔仕事をご一緒させていただいたご縁ということで宜しくお願い致します。イギリスからこられてお疲れでしょう先ずはビールで喉を潤してください、Cheers!」
マ「ありがとうございます!それではCheers!!」
L「確かお寿司が大好きと言ってましたよね?ここのマグロは一流品です!是非とも召し上がってください!!」
マ「覚えていてくれて嬉しいです!早速頂きます!!」
そこから、ふたりは食事をしながら歓談。食事が進むにつれて仕事の話もちらほら・・・
マ「K錠のGE品に関してはいつもありがとうございます。御社傘下のDe社の売上はGE品の中でも群を抜いていると聞いております。」
L「いえいえ、K錠の製品が素晴らしかったのと、うちがAG品として他社より早く販売を開始してアドバンテージが取れたからです。決してうちの力ではなくA社さんあってのGEと言えるでしょう。そして・・・それでは本題に入らせていただきますが、Nカプセル、当社はco-promotion契約で医療機関にプロモーション活動をしておりましたし、AG品を扱うメーカーとしてはこれ以上最適なメーカーはないと自負しております。利益に関してもK錠同等この程度用意しております。どうか当社にAG品の権利を与えてはいただけないでしょうか?」
(ここで、L氏鞄から資料を取り出し、Mrマイクに手渡す。Mrマイクはそれを一瞥し・・・)
マ「OH!それは十分承知しておりますし、当社としてもそれが一番良いということは理解しているのです。しかしながら・・・」
L「何か?お互いこんな時でなくては、腹を割って話せません。どうぞ何でもおっしゃってください。」
マ「Thanks!日本語ではキョウキンヲヒラク?と言うのでしたっけ??」
L「キョウキンヲヒラク?ああ、『胸襟を開く』ですね!!随分と古い言葉を知ってらっしゃる💥何がネックになっているのですか?」
マ「それでは・・・K錠のAG化がDe社さんに決まった時、我社ではD社さんとの合併を試みました、結果はご存知の通り我社は振られてしまいましたがね💧」
L「あの時のM&Aの話ですか!それは我が社も存続をかけていましたのでお断りを申し上げたのですが、そのせいで今回のNカプセルのAGを渋っていると・・・」
マ「No、No、No!それはどこにでもある話です

問題なのは、あの話がD社さんが断りを入れる前に、マスコミに漏れたということ。あれによって我が社の株価は一時的に下がり、その含み損は数億円になりました。あの話は我社では英国にいるトップしか知らない話でしたし、リークしたのは誰かということが問題になっています。」
L「まさか、M&Aを嫌った我が社がリークしたと・・・」
マ「証拠はありません。ただし、あのリークで誰が得をして誰が損をしたかということです。あの時D社さんでは株価が上がったと聞いておりますが。」
L「いや、それは・・・」
マ「我が社としましては、K錠のAG品の功績を高く評価しております。そして私自身、Lさんには『毒食わば皿まで』という言葉も教えていただきました(笑)また組んで一緒にビジネスができれば!と考えております。そのためには、今回はD社さんに『Temiyage』を用意していただきたいですね。」
L「・・・分かりました、本社に戻って検討させていただきます。来週中にはそちらの本社にお返事ができると思います。」
マ「私は明後日には国に戻ります。いい返事をお待ちしておりますよ。」
次の日、マイク氏は大阪梅田にいた、場所はNp本社会議室。出てきたのは営業本部長のP氏。
P「初めましてMrマイク!お会いできて光栄です!!」
マ「初めまして、Pさん。こちらこそお会いできて光栄です!」
P「日本語が堪能ですね。これは嬉しい、私はあまり英語が得意ではないので💦早速ですがビジネスの話に入らせていただいてもよろしいですか??」
マ「Wow!関西の方は『sekkatch』と聞いておりましたが、すごいですね。でも嫌いではないですよ(笑)『Time is Money』だ。」
P「ありがとう、Mrマイク

それでは早速!我が社が医療機器を扱うメーカーということはご存知ですね。」
マ「off course!貴社のシリンジなどの医療機器は有名で海外でも高い評価をしています。Np社の名前を知らないことなんかありえません。」
P「ありがとう、Mr。そして我社では1900年代後半から、医薬品にも進出しております。現在少しづつですがNpもGEメーカーとしても名前が売れつつある。」
マ「Yes!」
P「それでは単刀直入に言わせていただきます。御社のNカプセルのAG品を当社にお任せ願いたい!」
マ「Wow!本当に『sekkatch』だ(笑) では、私も素直に言わせていただきます。NカプセルのAGを認めることによって我が社のメリットは?」
P「本当に気持ちいいくらいの回答だ

それでは当社の条件はこちらです。これ以上でもこれ以下でもない『Only One Shot』です。お収めください」
そう言うとP氏からMrマイクに一つのファイルが手渡されるファイルには

の文字が・・・
マ「Pさん、英語が苦手なんてとんでもない。とんでもない英語を使ってくる(笑)それでは中身を拝見させていただきますね・・・」
ファイルの中身を食い入るように見つめているMrマイク。
マ「うっ!これは・・・本当にこんな条件で??アンビリーバブル!(゜∀゜)」
P「先ほどMrマイクが言ってくださったように、我が社の医療機器は世界でもトップレベルだと自負しております。そしてA社の医薬品はNカプセルだけではなく、その真髄はどちらかと言えば注射薬にある。御社の注射薬に我社のシリンジのテクノロジーを掛け合わせたら素晴らしいものになるとは思いませんか?」
マ「それは・・・もちろんですが、ここまでしてもNp社にプラスにはなるのでしょうか?」
P「フフ、現時点ではマイナスになります。しかしながら、これは先行投資だと思って頂ければ(笑)」
マ「うーむ、まさかここまでの条件とは。私がCEOならこの場で即決です。しかしながら私にはそれをする権限はないのです。来週までお待ち頂けますか?」
S「もちろんですとも!お返事を楽しみにしていますよ⤴」
その夜、マイクが宿泊するホテルの部屋で・・・
マ「ボス!両社の担当者に会ってきました。条件は先ほどメールで送った通りです。」
ボ「見せてもらったよ、マイク。Np社は素晴らしい条件だね。あとはS社の返事しだいか。明日、帰国するんだったよね?」
マ「その予定だったのですが・・・数日帰国を遅らせてもよろしいでしょうか?」
ボ「ん?別にかまわないが、久しぶりのJAPANだから観光でもしてくるのかい?」
マ「ちょっと気になることがあって、明日、我が社の日本支社に行って調べてこようかと・・・」
ボ「そうか、君がそういうのなら、滞在を延長して構わないよ。」
マ「ありがとうございます、ボス!帰国したら詳細を報告しますので!!」
そして次の日、A社の日本支社にはマイクの姿が・・・
それから数日後、NRTからマイクが帰国していった。帰国した次の日、ボスのもとにマイクが訪れる。
マ「ただいま戻りましたボス。」
ボ「おかえりマイク、先ず私から報告がある。S社だが先方より断りが入った。そして同時にCEOから私にNカプセルのAGに関して決定を全て任せるという連絡が入った。その決定に関しては君が帰ってから相談しようと思って一時保留にしてある。そしてマイク、君の気になることとは?」
マ「こちらです、ボス!」
そう言うと、マイクはボスに1冊のファイルを手渡す。ファイルの表紙には『NカプセルGE品発売に関するNi社・Sw社・Tw社の動向』の文字が。
マ「以前お話した、日本の『Gosannke』と呼ばれるGEメーカーの動向をリサーチしてきました。」
ボ「ん?その『Gosannke』は独自路線を歩んでいてAGは扱うことがないと言っていたが??」
マ「ボス、お言葉を返すようですが、あの時から風向きがだいぶ変わってきているようです。Ni社は先発メーカーと合資会社を作って、AG品を販売しているのは話した通りです。そして、Sw社・Tw社共に先発メーカーと組むことも画策しているようです。」
ボ「ふむ、それではNカプセルのAG品に関してはその『Gosannke』にも打診したほうがいいという事かな?」
マ「それに関してリサーチしてきたのです、そちらのファイルにまとめてありますが、結果だけ言うとSw社・Tw社に関してはNカプセルのGE品は独自開発していくようです。」
ボ「ほう、Ni社は?」
マ「Ni社に関しては、日本で起きたGE品の異物混入問題の在庫不足、品質試験で不適合となった錠剤の使い回しなどで行政処分を受けて、Nカプセルに関しては今回のGE品参入は見合わせるようです。」
ボ「それでは、NカプセルのAG品は・・・」
マ「自ずとNp社一択です。早急に契約を交わすべきだと思われます。」
ボ「分かった、ではその路線で進めよう。」
マ「そして、今回のリサーチで分かったことは『Gosannke』も先発メーカーと手を組みたがっているということです。以前私がジョークで言ったようにそちらに声をかけるのもいいかもしれませんね。それかNp社をM&Aとまで行かなくても、業務提携をして他のGEメーカーに対抗していくか・・・Np社ならその価値は十分にある。」
ボ「マイク、いつもながら君の発案には驚かされるよ💦今度の最高者会議で、GE対策部門を立ち上げようと思う。その際にはその最高責任者として君を推したい。その際にはCOOの私と同じ発言権などを与えるように進言しよう。引き受けてもらえるねマイク?」
マ「Yes Boss! Its My Pleasure!!」そして、場面は移って、D社の本部長室。L氏が独り言をつぶやく。
L「やはり、M&Aを仕掛けて来たA社との業務提携は無理ゲーだったな(苦笑)まあいい、その可能性も十分に考えられたからDe社ではNカプセルのGE品開発は進んでいるはずだ!次回Mrマイクに会ったときは『泣きっ面に蜂』を教えてやろう(笑)」
ーーーーーーーーーーーーーーー《妄想話終了》ーーーーーーーーーーーーーーー
という事で今回のブログはここまで!久しぶりのネーヤの妄想話楽しんでいただけたかなヽ(*´∀`)ノ
それでは本日はこれにておしまい💨ではでは✋