2021年06月02日

医薬品業界は上を下への大騒ぎヽ(*´∀`)ノ 完結編

と言ったところで、皆様前回のブログは読んできてくれたかな?

( ゚Д゚)ハァ?まだ??取り敢えずそれを読んでから今回のブログに来て頂戴!!!

じゃあ、一応前回のブログ内容をダイジェスト版でお伝えするわねヽ(*´∀`)ノ


日医工さんと小林化工さんが悪いことをしたので、その他製薬メーカーを始めとして、卸・薬局・処方医・患者様にまで迷惑をかけているヽ(`Д´)ノ


と、言うことなのね(笑)じゃあ、今回のブログはなぜ皆様に迷惑をかけているかを説明してくわねヽ(*´∀`)ノ

ああ、一応最初に言っておくけど、ネーヤは薬局薬剤師だから薬局に関しての苦労は十分わかるんだけど、その他に関しては(一応調べたけど)想像も入っちゃうから、それに関しては理解しておいてね💓
何か間違っていたりした場合は、コメントしてくれたらありがたいわ💋

じゃあ、早速行くわね⤴

みんなに迷惑かけているのだけど、その中でも最も迷惑が掛かっているのは・・・

1、患者様
これは当然で言うまでもないことだけどね💧
先ずね、患者様のほとんどは今回の件はよくわかってない場合が多いのよ。まあ説明を受けた方もいるでしょうけど、大体は医師や薬剤師から「今回からお薬が変更になります!」「お薬のメーカーが変更になります!」などと言われると思う。
こうなると、患者様の心理としては・・・

へ?体調は全然変わりないけど、私って病気が悪化したの??

なんて考えちゃう方もいるのね。まあ、メーカーが変更になるだけなら主成分は同じだし、効き目もかわりないんだけど患者様は病気に関してはナーバスになっている方も多いのね。このブログの初期のころにも書いたけど、全く同じお薬でも包装が違うだけでも効き目が違う!なんて大騒ぎしちゃう方もいるのね。
つまり今回の件では、お薬のメーカーが変われば見た目も変わっちゃうし、物によっては同じ成分のお薬の入荷がなくて、似たような成分に変更になっちゃうことも多いの。特に慢性疾患のお薬なんかの場合、何年も同じお薬を服用していることもあるからそれが変更になっただけで先程も言ったように不安になっちゃう患者様も多いのよ。
その上、今まで日医工さんや小林化工さんのお薬を服用していた患者様は・・・

え?ニュースでやっているお薬って今まで私が服用していたお薬と同じじゃん!!
ひょっとして、私にも健康被害が?!?


なんて考える患者様も多いと思うわ💦
一応言っておくけど、今現在で健康被害が出てない方は、大丈夫!確かにお薬に問題はあったけど、その殆どは製造過程に問題があったからなのね。今の所それで健康被害は出ていないし、問題を起こしたお薬も問題がありそうなお薬は全て回収したわ。だから、心配ではあると思うけど安心してね。

でね、一番の被害者は患者様であることは理解できたでしょ?まあ一つ間違えば健康被害が出ちゃうんだからね💦
ちなみに、患者様以外は健康被害が出ることはないんだけど、別な面で大迷惑を被っているのよ。じゃあ、次の被害者は・・・

2、病院・医院・処方医
これはね、そのお薬を選んだ(処方した)医療機関・医師ね。この処方医なんかは、患者様を診察して、その病態にあったお薬を選択してるのね。中にはそのお薬を選択するまでに、いろいろな検査や試行錯誤を繰り返してたどり着く場合もあるのね。でね、今回の件でそのお薬が違うメーカーでも用意できればいいけど、万が一同成分のお薬の流通が滞ってしまった場合、違う成分でのお薬を考えなければならないのね。そのお薬が今までと同じ効果を発揮してくれればいいけど、微妙に効果が違ってきちゃうことも多いと思うのよ。そうなると処方医は最初から、診察・検査などを全てやり直さなければならなくなっちゃうの。特にこのコロナ禍の現在、医療関係者は人でも足りないし、疲弊しているのね。その中で余計なお仕事が増えるわけだし、大変なことなのよ。
ちなみに、その検査費用なんかは保険が使われるわけだから、それはそれで保険に対して莫大な費用がかかることになるわね💧


では、その次に・・・
3、薬局・薬剤師
ここは、ネーヤが属しているところだからちょっと詳しく書かせてもらうわね。
薬剤師の場合、処方されたお薬が患者様にしっかり効いているか?服用による副作用が出ていないかどうかの確認は重要なお仕事!今回の件でお薬が変更になった場合は、その確認は今まで以上に気を使わなくてはならないのよ。
それと、せっかくだから実際にあったことを、ネーヤ得意(?)の会話形式にしてお送りするわねヽ(*´∀`)ノ

〈患者様編〉
ネ「○○さん、それじゃあお薬用意できました!あ、それで今回から今までとお薬が変わります。と言っても製造しているメーカーが変わるだけで、お薬の中身は同じですし、服用方法が変わるわけでもないのでそのまま続けてください。」
患「ん?何で変更になったの??今までのお薬で体調も良かったのに???」
ネ「えーっと、ニュースなんかでご存知かもしれませんが、ある製薬メーカーが製造過程において不備がございまして・・・業務停止になっているんです。その為違うメーカーに変更になっています。」
患「へー、でも今回のメーカーは大丈夫なの?」
ネ「あ、今回のメーカーは大手のメーカーですし、コンプライアンスを重視しているようなので大丈夫だと思います。」
患「ならいいけどね。」
ネ「はい、それではこのままお薬を続けてください!」

てな感じ。これだけ見るとそんな面倒じゃなさそうだけど、これはかなり端折って書いているのよ(^_^;)
実際は、患者様がもっと詳しく内容を聞きたがったり、不安になっているのをなだめたりするから、いつもの倍以上時間がかかっちゃうこともあるのね💧

〈発注編〉
ネーヤの薬局ではレセコンと連動させて在庫が出るようになっているのね。そして数字を設定しておくと、そこでレセコンから注意が出て発注する仕組み。ちなみに発注もレセコンで○○錠100錠包装2箱注文!とかできるの。
でね、ネーヤの薬局では発注を患者様が途切れたお昼休みと閉局間際の2回行うんだけど、発注を飛ばして卸に在庫がないと電話やFAXで連絡が来るのね。その時の会話がこんな感じ。
☎☎☎
ネ「はい、ネーヤ薬局でございます。」
A卸「こちらA卸でございます、いつもお世話になっております。さきほどご注文いただいたお薬で欠品のご連絡です。」
ネ「はい、なんでしょう?」
A「さきほどご注文いただいたうちの、Z錠5本のうち4本は本日の午後、1本は明日の便になってしまいます。それとY錠3本ご注文ですが、これは支店に在庫が無くて3本ともに明日、そしてX錠ですが、これはメーカーに発注しなければならないので来週月曜日になってしまいます。」
ネ「分かりました!それでお願い致します」
と、今まではこんな感じだったのね。ところが、今回の件で・・・
☎☎☎
ネ「はい、ネーヤ薬局でございます。」
A卸「こちらA卸でございます、いつもお世話になっております。さきほどご注文いただいたお薬で欠品のご連絡です。」
ネ「はい、なんでしょう?」
A「先ほど頂いたご注文のうちZ錠は日医工販売で、現在在庫が0となっており、販売開始の見込みが立っていない状態です。」
ネ「え?ああそっか、Z錠は日医工さんの他に沢井製薬さんや東和薬品さんもあるよね?どちらか在庫がある??」
A「東和薬品さんのものなら、在庫がございます。」
ネ「じゃあ、それを3本、日医工さんの方はキャンセルしておいて!」
A「かしこまりました、それでは午後便でお届けします。」
となったりするの。でも、まあこれは全然いい方、今は・・・
☎☎☎
ネ「はい、ネーヤ薬局でございます。」
A卸「こちらA卸でございます、いつもお世話になっております。さきほどご注文いただいたお薬で欠品のご連絡です。」
ネ「はい、なんでしょう?」
A「先ほど頂いたご注文のうちZ錠は日医工販売で、現在在庫が0となっており、販売開始の見込みが立っていない状態です。」
ネ「え?ああそっか、Z錠は日医工さんの他に沢井製薬さんや東和薬品さんもあるよね?どちらか在庫がある??」
A「申し訳ございません、日医工さんの煽りを受けまして、どちらも出荷規制が掛かっておりまして、新規の注文は受けられなくなっております。」
こうなってくると大騒ぎ💥先ずは、他の小さなメーカーでジェネリック品がないか確認したり、他の卸に電話をかけまくり在庫がないか確認したり、代理店があればそちらに電話してなんとか回してもらえないか確認したりするのね。こうなってくると、10分やそこらでは片付かないのよ(^_^;)投薬したりしながらだから、半日位潰れちゃうこともあるのね。
で、どうしてもそのお薬が都合が付かない場合は、同じような成分で代替えになりそうなものを探して、それを処方医に連絡して処方変更をお願いすることになるのね。それが次の処方医編

〈処方医編〉
ネ「先生、例の日医工の関連でZ錠が手に入りません。他のメーカーもあたってみましたが、出荷規制が掛かっており、お薬の用意ができない状態です。一応同種同効薬品ではY錠があります。(プリントアウトして用意した添付文書を渡しながら)これならZ錠と服用方法も同じですし、変更可能でしょうか?
処「まあ、ないならしょうがないね、じゃあY錠に変更しておいて」
とこんな感じ。門前の処方医ならこんな感じで済むし、開業医さんなら電話で話が通るんだけど、総合病院なんかになるとFAXを使ってやり取りしなくてはならない場合もあるのね。これはこれで大変。

あと、特殊な場合だけど、どうしても同じお薬でなくてはダメ!という場合は、近隣の薬局に電話をしまくって在庫を分けてもらったり、患者様自身にそちらの薬局に行ってもらうこともあるの。
どう?取り敢えず薬局や薬剤師の苦労は理解してもらえた??

じゃあ、次の被害者に行くわよ!次は・・・

4、卸・MS
お話が飛んで申し訳ないけど、現在日本のジェネリック使用率は8割くらいなのね。だからよほど特殊な事情がない限り、どこの薬局にもジェネリックは入っているのね。
で、先ほど薬局のところでも書いたように、発注や在庫状況の確認は卸に行くのよ。通常では在庫確認なんかは普通に回せると思うんだけど、今は非常事態。卸さんも頑張っているだろうけど、かなり疲弊してるわね。
それから、薬局が卸に在庫状況を確認した場合、出荷調整がかかっていたりすると「後で担当者から連絡入れます」なんてこともあるのね。
でね、前にMRさんが人員削減で人数が減っているというお話はブログで書いたけど、MSさんも同様なのね。MSさん一人でどのくらいの得意先があるかはわからないけど、10〜20軒なんてことはないと思うわよ。ネーヤが親しくしているMSさんは一人で100軒の得意先を持っていたわね。でもって、そのMSさんの得意先から、出荷規制の問い合わせがあったらどうなると思う?まあ、一気に問い合わせが来るとは思わないけど、それなりに重なったりするんじゃないかしら?ちなみに今は昔と違って、誰もが携帯電話を持っている時代。面会の時は携帯は車の中に置いていたりするけど、会社からの留守電や移動中の電話もめちゃくちゃ多いんじゃないかな?そして、中には得意先に携帯の番号を教えているMSさんもいるから・・・考えただけどパニックになりそうね💥

そして、最後は・・・

5、製薬メーカー・MR
ここも卸・MSとほぼ同じ。ただし問い合わせが得意先からではなく卸やMSさんからという違いね。(まあ、中には医院や薬局からの問い合わせもあるだろうけど)
それとMRさんの数。まあ、先発メーカーや大手のジェネリックメーカーならそれなりに人数がいるけど、そうでなければ都道府県で各一人、もっと少ないところになると複数県で一人なんて言うメーカーもあるのね。
ちなみに今回の件で最初は自社の販売量が増えて売り上げが上がる⤴なんて喜んでいたMRさんもいたみたいだけど、今は対応に追われてパニックになっているんじゃないかしら?
それから、先発メーカーもえらいことになっているところもあるわね。ジェネリック品の流通不足で仕方ないから先発品に戻した得意先もあるけど、その先発メーカーも製造キャパを超えてしまって出荷調整がかかってしまったところもあるの。
こうなってくると、患者様のお薬の変更を余儀なくされて・・・さらに変更になったお薬の製造キャパが超えて・・・なんていう負のスパイラルに陥ってしまうこともあり得るわね。


どうかな?現在医薬品業界が上を下への大騒ぎになっていることを分かってもらえたかな??
あ、あと更に言うとね。日医工さん、製造停止の品目が再び出てきて、全部で200品目を超えたわ💦
こうなってくると、まだまだ騒ぎは収まりそうにないわね💧

と言ったところで、本日のブログはおしまい💨
ではでは✋
posted by ネーヤ at 22:51| Comment(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。

大変そうですねぇ〜。お疲れさまです。^^;
Posted by 珈琲好き at 2021年06月05日 17:43
>珈琲好きさん

こんにちは!
今回の件では人災の一つで、やらなくてもいいようなお仕事を押し付けられた感じです(^_^;)
Posted by ネーヤ at 2021年06月05日 18:21
お久しぶりでございます(私の存在を忘れててもOKです(*^^)v)

今回の騒ぎは門前薬局さんが報告に来る度に大変だなぁと思っております。同成分のものが無い時は特にね…
そして私は薬剤変更になった事を忘れて、前のままdo処方をしてしまい、結局門前から疑義が来るというやらなくても良いミスを犯しておりますよ。みんなあの会社が悪いねん(責任転嫁)

まぁ、Dr.がカルテを書き換えないのも悪い。医事が入力時に新しい薬に変更するんですが、うっかりカルテのまんま入力しちゃう事も…(これは愚痴だ)
コロナ対応等もあってお忙しいでしょうが頑張って下さいね。
Posted by 紫もんちゃ at 2021年06月05日 19:32
今回の件は睡眠薬成分が混入したことで発覚したんですっけ?

この発覚が無ければ、今も出鱈目な製法が続いていた可能性もある訳で。薬って厳密な温度管理や製法で目的の化学式に成るようにしているんですよね。いい加減な製法でまともな薬作れるのかな? 下手したら目的の化学式に成ってないですよね。

これはジェネリック薬の信頼性にも大きく関わってきますよね。

素人ながら、日本の製薬業界って大丈夫かなって思ってしまいます。^^;
Posted by 珈琲好き at 2021年06月05日 19:44
>紫もんちゃさん

≧(´▽`)≦アハハハ大丈夫!忘れてなんかいませんよ(笑)

まあ、今はレセコンが発達していて、患者様が「いつもと同じお薬!」と言うとリターンキーであっという間にDo処方になりますからね。前回シップなんかが臨時処方になっていたりすると、それも引っ張ってきちゃうので、薬局に来て「え?シップはいらないよ!!いつものお薬って言ったのに!!!」などと言われます。うちの薬局では医院と話し合いが出来ていて、それは後でまとめて変更になります!
ただ、お薬によっては医院での支払いが変わる場合があるので注意が必要ですが(笑)
Posted by ネーヤ at 2021年06月05日 20:33
>珈琲好きさん

はい、小林化工さんの水虫のお薬に睡眠薬の成分が混入していて大問題になりました。
確かに、今回の問題で「だからジェネリック品は・・・」なんて風評被害も出たりしています(^_^;)
今後どうなるかわかりませんが、あの会社はどこかに吸収合併になるのかもしれません。
Posted by ネーヤ at 2021年06月05日 20:41
エピナスチン(アレジオン)日医工を他社に変えられました。と言う事ですね。
Posted by かいごや@大ボス参上 at 2021年06月22日 17:52
>かいごやさん
まあ、エピナスチンなんかは販売しているメーカーも多いですし、抗アレルギー剤はエピナスチン以外にも種類が多いのでそこまで影響はないですけどね(^_^;)
中には先発品とGE品が日医工さんだけしかないものもあってそういった物は大騒ぎです!
Posted by ネーヤ at 2021年06月22日 21:15
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