2021年06月02日

医薬品業界は上を下への大騒ぎヽ(*´∀`)ノ

さてと、久しぶりに更新するかな?

と言ったところで、今日のブログは以前のようにネーヤの薬局から始まる。本日いらしたのは、40代女性のKさん。高血圧や脂質異常症で数種類のお薬を服用中。

K「こんにちは♥はいこれ、処方箋とお薬手帳、今月初めてだから保険証も❗」
ネ「ありがとうございます(´▽`)、それではいつものお薬・・・だけじゃない!どうかしました??」

見ると、いつものお薬の処方の下には別のお薬の処方が。うーん、これってめまいのお薬だけど、お隣のDrがいつも使うお薬じゃないけど??

K「血圧とかは落ち着いているんだけど、めまいが時々あるのよ。以前、耳鼻科にかかったときに自律神経の乱れから来るめまいと言われて、お薬出してもらったの!今日はお隣の先生におねだりして同じお薬出してもらっちゃった🎵」

ちなみにその部分の処方はコチラ!

Rp)トフィソパム錠50mg「トーワ」  3錠
             分3毎食後 14日分(めまいが収まったら中止)

ネ「Kさん申し訳ない。今このお薬うちの薬局に在庫してなくて、取り寄せになっちゃうんですが💦」
K「あら、そうなの?取り寄せって言うと1週間くらいかかる??」
ネ「いや、そんなにかかりません。割にポピュラーなお薬だし、メーカーさんもメジャーなところだから明日には届くと思います。」
K「そうなんだ!取り敢えず今は落ち着いているから、明日の夕方に仕事終わってから取りに来るわね。5時くらいなら大丈夫??」
ネ「あ、それなら大丈夫です!何度も足を運んでもらってすいませんがよろしくお願いいたします。」
K「じゃあ、明日の夕方に来るからよろしくね✋」

そう言って、Kさんは出て行かれた。


と、ここでちょっとお薬の説明ね。先ずトフィソパム錠って言うのは自律神経の乱れや、更年期障害から来るめまいを改善するお薬。「トーワ」って言うのはメーカーの名前なんだけど末尾にメーカー名がついているのはジェネリック品なのね。ちなみにメーカーの正式名称は東和薬品。「トーワ」って言うのは屋号みたいなものね。どうでもいいけど先発品はグランダキシン錠って言うのね。


さてと、それじゃあ発注の電話するか!東和薬品さんならA卸ならだいたい揃っているわね💡

ネ「あ、A卸さんですか?こちらネーヤ薬局と申します、いつもお世話になっております。在庫の確認をお願いしたいのですが??」
A「はい、ネーヤ薬局様いつもお世話になっております。承ります。」
ネ「えーっと、東和薬品さんでトフィソパム錠50mg「トーワ」。最小包装は100錠ですよね?今発注したら午後の定期配送に間に合いますか?」
A「少々お待ちください。はい確かにこちらの商品の最小包装は100錠になります。ただ、この商品はメーカーから出荷規制が掛かっておりまして、取り敢えず担当者からすぐに連絡入れますので、電話を切って少々お待ちください。」
ネ「???はい、分かりました。」

取り敢えず、電話を切って待つこと数十分。うーん、担当者から連絡がないなぁ〜💧などと思っていたところ、A卸の担当者N君がご来局。そして隣には東和薬品の担当者O君が一緒に入ってきた⁉

N「お世話になります、先生先程は連絡ありがとうございました。すいませんトフィソパム錠ですが、出荷調整がかかっておりまして・・・ちょうど東和薬品さんのO君と連絡も取れましたので同行してもらいました。」
O「お世話になります。このところ日医工さんや小林化工さんさんの一件でバタバタしてしまって、なかなか顔が出せなくて申し訳ないです💦
そして、トフィソパム錠なんですがジェネリック品を作っているところが、うちと日医工さん、そして沢井さんの3社だけですので現在出荷調整がかかっておりまして、ご新規の得意先にはお断りしている状態でして・・・」

と、申し訳なさそうにするO君、そこにN君が言葉を続ける。

N「ネーヤ先生のところでは東和さんのジェネリック品をかなり採用してくださっているので、なんとか都合をつけたかったのですが、こればっかりは無理みたいで・・・一応、先発品のグランダキシン錠と、沢井さんのトフィソパム錠は1本づつ押さえておきましたが、どうしましょう?」
ネ「あ、沢井さんの方のトフィソパム錠は在庫あったのね!それじゃあ、そちらを1本午後の定期配送に回してもらえる?」
N「分かりました、回しておきます!」
O「本当に申し訳ありません、今回は新規ということで回せませんでしたが、既存の商品に関しましてはある程度確保してますので。」
ネ「まあ、仕方ないわよ💦また既存品で出荷調整がかかりそうなものがあったら早めに連絡くれる?」
N・O「はい、分かりました!今後ともよろしくお願いします!」

そう言って、お二人は頭を下げるとご退局。

と言ったところで、いつものようにながぁ〜いプロローグはここでおしまい💓

え?ここまでがプロローグ??本題に入っているんじゃなかったの???

と、叫んだ方々。あなた方はきっとネーヤのことをあまり理解できてないわね(笑)
ネーヤのブログの特色は無駄に長いお話!だからと言って、斜め読みとかすると、その無駄に長いお話の中に伏線が張ってある場合もあるから気をつけてね!ちなみに伏線なんか何もなくて、本当に無駄話のこともあるからね💓
え?なんで、そんなブログにするかですって??いつも言ってるでしょ(笑)


このブログはネーヤが書きたいことを書くブログなの!


それ以上でもそれ以下でもないからね(・∀・)ニヤニヤ

じゃあ、本題に入っていくわね。ネーヤのTwitterをフォローして見てくれている方なら分かると思うけど、最近「お薬が品薄状態!」っていうつぶやきをよく見るでしょ?
でね、こういったつぶやき、ネーヤだけでなく他の薬剤師さんなんかのつぶやきでもちょくちょく見かけるの!まあ、業界関係者ならよくわかっていると思うけど、関係者外の方はあまり良くわかってないでしょ?あ、ネーヤのブログを熟読してくださっている方々ならある程度は想像がつくかな?じゃあ、今回のブログはそれを一般の方々にわかりやすく解説するわね!

まあ、簡単に言っちゃうと・・・

日医工さんと小林化工さんが業務停止を食らっちゃっているから(^_^;)

3月4日に書いた「ジェネリック品は悪」(クリックするとそちらに飛ぶわよ!)で書いたけど、日医工さんは約1ヶ月、小林化工さんは約3ヶ月の営業停止処分を食らっちゃっているのね。
えーっと、ジェネリックメーカーって、めちゃくちゃたくさんあるし、たかが2社が数ヶ月業務停止食らったからってそんなに影響ないんじゃないの??
と思った方々。そうじゃないのよ!実際、現場では思いっきり混乱してるのね!!「事件は会議室で起こっているんじゃ・・・」いや、不謹慎だからくだらないジョークはやめておくわね(^_^;)

じゃあ、混乱している理由を一つづつ挙げていくわね。

1、不祥事を起こしたのが日医工さんだった事
一応、ジェネリック品を扱うのはたくさんのジェネリックメーカーや最近では先発メーカーでもジェネリック品を作っていたりするんだけど、日医工さんは日本では三大ジェネリックメーカーの一つなのね(あと二つは沢井薬品さんと東和薬品さん)。
一応、日医工さんの製品の中でも今回製造停止になっているのは富山工場で作っている商品だけなんだけど、それでももともとの製造量も多いし、中には日医工さんだけしか作っていないジェネリック品もあるのね。事実冒頭で出てきたトフィソパム錠は三社でしか作って医薬品でしょ?つまりその影響力は計り知れないの。あ、小林化工さんに関してはまた別な理由もあるからまた後で解説するわね!

じゃあ、次の理由。

2、問題になっているのが医薬品だという事
医薬品を使うのは当たり前なんだけど病気の人でしょ?まあ、コロナみたいに感染症なんかだったらどのくらいの人が病気になるかわからない部分もあるけど、現在使われているお薬に関しては患者数もある程度読めているし、使用するお薬の量もある程度読めるのよ。製薬メーカーさんも慈善事業団体ではなく、営利団体だからお薬の製造量も不測の事態(患者が急に増えたりとか)に備えてある程度多めに作っていたとしても、日医工さんの不祥事に関しては不測の事態を上回っちゃったわけね。
例を挙げると、例えば冒頭に出てきたトフィソパム錠。仮に1日に100万錠使用されているとするわよね?その100万錠を3社で製造してるわけなんだけど、仮に沢井製薬さんが40万錠、東和薬品さんと日医工さんが30万錠づつ販売していたとするでしょ?まあ、各社ともに不測の事態に備えて沢井製薬さんが50万錠、東和薬品さんと日医工さんが40万錠づつ製造してたとするわよね。ところがここで日医工さんの40万錠が製造できなくなってしまったのが今回の状態。もちろん、沢井製薬さん・東和薬品さん・日医工さんともにある程度の在庫は持っているだろうし、卸や病院・薬局にもある程度の在庫はあるけど、これで言うと、毎日10万錠づつ在庫が減っていくわけね(^_^;)一応、日医工さんの業務停止は1ヶ月だけど、この計算方法で行くと10日間で在庫が底をついちゃうわけね。あ、一応言っておくけどこの数字はいつものようにネーヤが考えた数字だから、実際は各メーカーさんもリスクヘッジを考えて、もう少し余裕があると思うわ。でもね、実際今の状況を考えるとそこまでの余裕はないのかもしれないわね(^_^;)

ここで・・・

え?じゃあ、他のメーカーさんが製造ラインとかを増やせばいいじゃん!!

と思った読者の方々。そんなに甘いもんじゃないのよ💧今回日医工さんや小林化工さんが問題になっているのは、製造方法を守らなかったというのもあるの。お薬の製法は厳密に決められていて、それを守らなかった場合は全てアウトなのね。例えば、お薬の原料Zを入れてから40度まで加熱してからYを加えると言うのをZとYを入れてから40度まで加熱したらそのお薬は全て使えなくなるの。
だから、製造ラインや製造量を増やすとなると、最初から厚労省に申請しなくてはならない場合があるのね。だからそんなに簡単に増やすなんていうことはできないの💥

それでは次に・・・

3、ジェネリックメーカーが周知されていないという事
先ず、業界に関係のない方に聞きたいんだけど、ジェネリックメーカーっていくつ知ってる?
沢井製薬、東和薬品さんは、TVCMをやっているから知ってるわよね。最近はニプロさんもCMしているから知っているかな?でも、他のジェネリックメーカーって知らないんじゃないかしら??
でね、一般の方がジェネリックメーカーを知らないのは仕方がないんだけど・・・医療関係者でもジェネリックメーカーに関して疎い人が多いのよ(^_^;)
まあ、ネーヤもあまり言えないけどこんなブログを書いているくらいだから、少しは詳しいのね。例えば薬剤師さんにとって有名なアムロジピン錠のジェネリック品を調べてみると・・・全部で20社以上あるのよね!この中にはネーヤですら「え?このメーカーって何??」っていうのもあるの。そのメーカー名をあげちゃうと問題になっちゃうから、下記にリンクしておいたからちょっと確認してみてね!

アムロジピン錠ジェネリック一覧

ちなみにこれは、いろいろな規格が入っているけど、5mg錠だけピックアップしても20社以上あるわよね。これにOD錠(口腔内崩壊錠)を入れたらさらに倍になるのよ。
何が言いたいかっていうと・・・薬剤師の中でもこのジェネリックメーカーを全て網羅できている薬剤師というのはかなり少ないから、日医工さんのお薬が販売停止になると、薬剤師もかなりパニクっちゃうのよ💦


そして、ここで先ほど出てきた小林化工さんの問題。えっとね・・・


小林化工さんは小林化工さんのお薬だけ作っているのではない!!!
前にも何回か説明したけど・・・ジェネリックの場合、○○錠「××」ってなっているのが殆どなのね。○○の部分は基本お薬の成分名で、××は発売のメーカー名なの。でね、この××の部分なんだけど、××はあくまでも発売メーカーで、そのお薬を作っているメーカーではないのね。
小林化工さんは自身でも発売はしているんだけど、お薬を製造して、他のメーカーに卸しているのもかなりあるのよ。で、今回の問題では小林化工さんがお薬の製造方法を守らなかったりしたから業務停止になったの。
つ・ま・り・・・他のメーカーさんに卸しているお薬も全て発売停止になったのね。だから販売していたメーカーさんもてんやわんやになっちゃったのね(^_^;)
で、これって今回の件があるまで知らない薬剤師さんも多かったの。つまり××がKN(小林化工の屋号)じゃないからウチは大丈夫!なんて甘く考えていた薬局も多かったのね。ところが、製造が小林化工だとわかった瞬間にパニックになった薬局も多かったと思うのよね(^_^;)


( `・ω・) ウーム…、好き勝手な事を書いていたらめっちゃ長くなっちゃったので、一旦ここで切るかな💧
取り敢えず、なぜパニックになったかは分かってもらえたかしら?

じゃあ、後編ではメーカーだけではなく、薬局の苦悩なんかも書くから楽しみにしててね!


と、言うことで本日はここまで✋ではでは💨
posted by ネーヤ at 00:11| Comment(0) | 営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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