2015年11月23日

先発メーカーと後発メーカーの仁義なき戦い〜中央突破〜

さてと、久しぶりの連休
最近、公私に渡り忙しかったから久しぶりの更新💦でね、最初に先ずは下の写真を見てちょうだい
これはね、ネーヤがTwittewで投稿した写真、詳しい説明は後からするけど、この写真に対してこれを見た方からご意見を頂いたのね。ちなみにこの方をKさんといわれる方なんだけど、その一部始終を見てちょうだい!

カンデサルタン.JPG

ネ「え?先発品とジェネリック品を同じメーカーが販売してもいいの?」
K「むしろ、一般名で販売してはいけない決まりってあります?」
ネ「製造販売が『あすか』とありましたので驚きました」
K「あすかは武田の子会社ですし」

うーん、この時点で何か微妙にこのKさんとの会話が噛みあっていないみたい💦

ああ、ちなみに意味が分からない一般の方々に解説を入れておくわね。
ジェネリック品に関してはこのブログでも何度も解説を入れてきたし、最近では世間でもだいぶ認知されてきたから、ここではカットさせていただくわね。
このカンデサルタン錠「あすか」と言うのはジェネリック品なのね、先発品の名前はブロプレス錠。そしてそのブロプレス錠はここでカンデサルタン錠「あすか」の販売をしている武田薬品工業さんの製品なのね
つまり、先発品を売りながら併行してジェネリック品も販売しているというわけ、ネーヤとしてはこれがどうも腑に落ちないのね

で、もってKさんとTwitter上での会話はもう少し続くの。

ネ「えーっと・・・あすか製薬さんが武田の子会社と言う事は私も知っているのですが、ブロプレス錠のジェネリック品の製造を許されていない武田薬品工業さんがジェネリック品の販売を許されていることに驚きました!」
K「武田薬品工業さんがブロプレス錠のジェネリック品を作ることが許されていないと言うことですが、そういう規制がありますか?」
ネ「え?先発品を持つメーカーがそのジェネリック品を作るということは許されているのですか?それですとジェネリック品の意味を成さないように思えるのですが?」
K「AG戦略はある意味それに当りますが、果たしてそれを明文化した規制がありますか?ここでは経営的な意味合いはなく、レギュレーションの問題です」

少し言葉を省略可させてもらったけど、まあこんな感じの会話。ここで、ネーヤはふと気がつく!

そう言えば、確かに先発メーカーがジェネリック品を作ってはいけないと言う法律があるのかしら???

確かに経営的な面から考えると、それをすれば先発メーカーの経営的な戦略としては他のメーカーから先発品の市場を荒らされない方法として友好的なのかもしれないけど、ネーヤとしては、ネーヤの中での常識として先発メーカーがジェネリック品を作るのでは手間などの意味でおかしいと思うのね。そんな手間をかけるくらいなら、先発品を思いっきり安売りしてしまえば次回の薬価改正には薬価も下がるし、その方が簡単じゃないかと思う。まあ、得意先から『それなら最初から安く売れ』ってお怒りの声が上がりそうだけど・・・

という事で、この件について問い合わせをかけました
問い合わせをしたのはJGA(日本ゴルフ協会じゃないわよっ!日本ジェネリック製薬協会よっ!!)ジェネリックの事はJGAさんに聞けば答えてくれるでしょう!
まあ、本来ならボスに直接お伺いを立てたい所なんだけど、ネットでの質問コーナーはなかったみたいだし、直接電話するのは敷居が高かったから

でね、JGAさん丁寧に教えてくれました!その回答がこちら!!

一つのメーカーさんが同一成分・同一含量の医薬品を2種類承認申請を行う事は禁止

つまり、ブロプレス錠8mgで製造承認の許可を取っている武田薬品工業さんはカンデサルタン錠8mg「武田」とかでは製造承認は取れないのね、まあ今後含有量がない16mgとかなら、カンデサルタン錠16mg「武田」もありえるかもしれないけど、それならネームバリューがあるブロプレス錠16mgになると思う。

ただし・・・

剤形変更などでは同一成分・同一含量の医薬品での承認申請は認められている
これは、ブロプレスOD錠8mgやブロプレス内服液8mgなどの製造承認は下りるという事。この場合、それがジェネリック品として武田薬品工業さんからは出ないだろうとの事。他のメーカーがこれを作ったらジェネリック品となる。
それから、他のフォロワーさんからも情報を頂いたけれども、OD錠とフィルム錠は剤形変更としては認められず、その2つの承認は認められない。確かこれに関してはアリセプトOD錠を持つエーザイさんがアリセプトフィルム錠が認められなかったとして有名なお話だったと思う。ネーヤもブログにしたんじゃなかったかしら??

でもって、これが薬事法(あ、今では薬事法はなくなって、薬機法ね!)とかで明文化されているかと言う点。

これは、法律による規制ではなく、薬価収載に伴う行政指導としての規制となる

つまり、行政指導のレベルで規制を行っているわけだから、法律にはなっていないと言うことなのねメーカーさんもこれを分かっているから、同一成分の医薬品は薬価収載されないから承認申請は行わないわけねでもって、よく薬剤師の中でも話題になるけど、OD錠はジェネリック対策と呼ばれたりするわけね
ちなみにこれはいつからの規制かはJGAさんでも分からなかったみたい。

で、最後に販売はどうなの?と言う点!!

販売に関しては何の規制も無い
つまり、実際にはないだろうけど、武田薬品工業さんが提携してカンデサルタン錠「日医工」やカンデサルタン錠「トーワ」を販売しても問題はなく、ネーヤみたいなオフザケ薬剤師にブログネタとして使われるだけなんだろうね

でも・・・今後例えば先発メーカーの中でメガファーマシーであるファイザーさんやGSKさんが子会社を作って、自社の製品を全てAGとして販売し始めたら、また勢力分布図が変わってきちゃうんだろうなぁ〜
特に、自社でジェネリック部門を持つファイザーさんが今後ジェネリックが出てくるリリカとかで、これをやり始めたら後発品メーカはかなり苦しいだろなぁ〜

ちなみに、今回のブログでは武田薬品工業のMRさんとかにもお話を伺ってからにしたかったんだけど、最近武田のMRさんお忙しいみたいでなかなか訪問してくださらないのよね
あ、それともMSさんを通じて、今回の件はちょっと話してあるから、めんどくさくて来ないのかも!!!
という事で・・・

武田薬品工業の関係者の皆様、これに関して何かコメントくださいね(。-∀-) ニヒ

と言ったところで、本日のブログはこれにておしまいっ💨ではでは✋








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posted by ネーヤ at 13:10| Comment(41) | TrackBack(0) | お薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月07日

お口で溶けて手で溶けない

さてと、今年も残す所、あと2ヶ月
ぼちぼち風邪も流行り始めたし、インフルエンザもチラホラ。読者の皆様もお気をつけくださいね

で、本日は本題に入る前にネーヤの個人的なお話を一つ
今までにもブログで南三陸歌津の応援をしてきたことがあるんだけど、今回はこの応援の一つとして子供達にチロルチョコをプレゼントする企画があるのね。
え?今回は別に募金をしてとかじゃないわよ??
今回はTwitterでクリックして、リツイートするだけと言う簡単なものなの!!!それがこちら



(↑もちろんリンクしてあるわよ


せっかくだから、この後の本題に入っていく前に、こちらをポチッとしてから進んでちょうだい読者の皆様の手で溶けなかったチロルチョコが南三陸の子供達のお口の中で溶けるなんて素敵でしょ



で、ここからは今までのお話とは関係なく本題。ちょっと古いお話になっちゃうんだけど、10月半ばエーザイ株式会社のMR、いつも元気印のEさんがご来局。
E「こんにちは!お世話になります!!」
ネ「あ、こんにちはEさん。パリエットは売れてる?」
E「やだなぁ〜ネーヤさん💦いきなりテンション下げないでくださいよ💧あ、今日はお知らせがあって・・・」
そう言って、リーフレットを取り出すEさん。んーっと、どれどれ???目に入ってきたのは次の文字

エーザイ株式会社の消化器疾患領域事業と味の素製薬株式会社の統合(吸収分割)に関するお知らせ
〜国内最大級の消化器スペシャリティーファーマを目指して〜


えーっとね、これじゃあ一般の方には何の事か分からないわよね💦じゃあ、最初から説明していくわね!
先ず、今の製薬メーカーはいくつかの部署に分かれているんだけど、最近の傾向として疾患の領域別に別れている事が多いのよ。それが消化器・呼吸器・循環器とかね。メーカーによってはガン専門領域や精神科領域なんていうのもあるの。エーザイさんの場合は消化器のお薬や抗がん剤、精神科領域や循環器のお薬なんかもあるから、それぞれ専門の部署に別れていてそれぞれにMRさんもいるというわけ。
でね、味の素製薬株式会社と言うのは・・・
ん?味の素って化学調味料を作っているだけではないのよ??親会社は味の素社だけど、その子会社に製薬会社があって、それが味の素製薬って言うの。この味の素製薬さんは消化器系統のお薬が多く、一般の方でもマーズレンSなんて言うのは聞いた事があるんじゃないかしら?ネーヤからしてみると、リーバクト配合顆粒と言って、アミノ酸のお薬の方が馴染深いんだけどね。疲れたときに服用すると何か元気になるお薬
でね、このエーザイさんの消化器領域の部署と、味の素製薬さんが合併して一つの会社となるというお知らせなのね。新しい会社の名前はEAファーマ株式会社、資本はエーザイさんが60%、味の素社さんが40%。これによって、エーザイ株式会社の中からは消化器部門、それから味の素製薬株式会社が姿を消す事になるのね

ネ「へー、味の素製薬さんはなくなっちゃうんだ!リーバクトとか懐かしいけどねぇ〜」
E「はい、お薬は全て残りますが味の素製薬と言う名前はなくなりますね」

うーん・・・ネーヤはこの業界の事しか良く分からないけど、企業の合併や吸収と言うのは本当に多いわね。
前に何度かブログでも話題にしてるけど、特に6年制出身の薬剤師さんなんかは山之内製薬さんとか藤沢製薬さんとか知らないんじゃないのかな?ちなみにその二つが合併して、今のアステラス製薬さんなのよ❗それから、CMとかでも良く出てくる第一三共製薬さん、これは第一製薬と三共株式会社が合併してできた製薬メーカーさんだって知ってる?
でね、こういった合併なんかがあるとMRさんにとって、いろいろと苦労やとんでもないお話が出てくるのね。今日はこの合併などについて、MRさんのまつわるお話をご紹介

先ず、これはまだネーヤがMRになったばかりのときに大先輩に聞いたとんでもないお話。その大先輩と言うのはネーヤの会社に他のメーカーさんから中途入社してきた方だったの。
それはまだバブル経済になる少し前のお話、その先輩はB薬品株式会社という外資系のメーカーに勤めていらっしゃったの。でね、そのB薬品なんだけど、製品は全て他社に販売移管して日本から撤退することが決まったのね。でもってその頃のMRは全て解雇。普通ならMRさん達は右往左往するはずなんだけど、その頃はどこの製薬メーカーもMR不足(ちなみにその頃はMRではなくて、プロパーと呼ばれていた時代)その大先輩はアチコチのメーカーさんから声が掛かったんだって!しかも時代はこれからバブル期に突入する目前、B薬品の都合で解雇ということもあって、1年分の年収+退職金上乗せ、退社の時には、ちょっとした高級車がキャッシュで買える位もらえたということ。しかも、撤退が発表されてから解雇になるまでの間、MRさんにとっては販売成績も関係ないから、経費は使いたい放題、中には仲のいいDrを誘いまくって毎晩接待、MRさんによってはDrを温泉旅行につれて行った強者もいたそうよ
まあ、ネーヤも大先輩から聞いたお話だからどこまでが本当かは分からないけどね。話半分だとしてもいい時代だったのかもね

で、次は悲しいお話。このブログでも出てくるGSKさんと言うメーカーさん。正式名称はグラクソ・スミスクライン株式会社と言うんだけど、この会社も合併を繰り返してきたのね。元はグラクソだったのが、ウェルカムと合併してグラクソ・ウェルカムとなり、その後スミスクライン・ビーチャムと合併して、現在のグラクソ・スミスクラインという名前になったのね。
で、何が可哀相かと言うと、グラクソ・ウェルカムとスミスクライン・ビーチャムが合併する前、スミスクライン・ビーチャムは主要品目にタガメットと言う胃潰瘍のお薬があったのね、そしてグラクソ・ウェルカムには主要品目にザンタックと言う同系統の胃潰瘍のお薬があったの。ちなみにこれは前回のブログにも出てるから、読み返してみるといいわよ
で、合併が決まったときに同じ会社に2つの競合品があるのはおかしいと言う事になって、タガメットは大日本住友製薬株式会社に販売移管になったの。そうなってくると困ったのがスミスクライン・ビーチャムの元MRさん。今までは・・・

ザンタックよりタガメットの方が優れています!!!

って、PRしていたけれども、合併になった時点で・・・

ザンタックの方がタガメットより優れています!!!

とPRしなくてはならなくなったわけね。元スミスクライン・ビーチャムに在籍していたMRさんに聞いたお話だけど、これはすごく屈辱的だったそうよ
しかも、この辺の事情を良く知るDrなんかは・・・

お前、昨日までタガメットの方が優れていると言ってたやないかい!
今日からザンタックの方が優れているとはどういうことやねん!!


いや、別に関西弁で言われたかどうかは知らないけど、さんざんからかわれたみたい

とまあ、合併なんかは悲喜こもごもと言うお話💦

でもって、エーザイのEさんにお話を戻すわね。
ネ「で、Eさんは合併したらどうなるの?」
E「私は、消化器領域専門のMRなのでEAファーマ株式会社になります・・・」
ネ「なるほど、子会社に移るという事なんだ・・・」
E「一応、味の素製薬のMRさんは味の素製薬がなくなりますので、全員EAファーマのMRと言う事になりますが、エーザイの消化器領域MRはEAファーマに出向と言う形となります。」
ネ「ああ、それならエーザイの社員のままなのねそれはなにより!」
E「でも・・・EAファーマへの出向は片道切符で、もう2度とエーザイには戻れないのではないかと言う噂が流れています・・・」
ネ「そ・そ・そっか、ま・ま・まあ、どちらでもMRのお仕事は変わらないからムニャムニャ・・・」

その後は、気まずいムードの中、Eさんはご退場。
うーん、Eさんからしてみれば、エーザイと言う看板に惚れて入社したのかもしれないし、かわいそうと言えばかわいそう

ちなみにエーザイさんの情報ですごいブッチャケ話を一つ。
このブログの読者の皆様でMRの方もいらっしゃると思うんだけど、入社初年度の夏のボーナスはどのくらいだった?5万円?10万円??20万円???
まあ、4月に入社して右も左も分からないペーペーなんかがもらえるボーナスなんてお小遣い程度だと思うけどね。もらえるだけいいわよね!
ちなみにネーヤは入社初年度の夏のボーナスは給与1か月分だったの、そのとき大学の同期でエーザイのMRになった人は、初年度夏のボーナスが68万円(推定給与3か月分)だったわ。今がどうなっているかは分からないけど、そうやって考えると、エーザイの社員のままでいたいんだろうなぁ〜💧


と、言った所で本日のブログはおしまい💨ちなみに今日はお叫び無しね‼ではでは✋






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posted by ネーヤ at 16:15| Comment(31) | TrackBack(0) | 営業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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