2015年01月18日

どうしろって言うのよ!!!

さてと、今日は久しぶりに更新黒ハート
えっ?サボっていたんじゃないわよ!!ネーヤもいろいろと忙しい身体なのよ!!!

でね、忙しい理由としてインフルエンザの蔓延exclamationそれから地味に出てきているノロウィルスによると思われる嘔吐下痢症exclamation×2

で、本日のお話もネーヤの薬局から始まる。
「郵便で〜するんるん
いつもなら外の郵便箱に入れていくだけなのに、年賀状が落ち着いた郵便屋さんが薬局に入ってきて、楽しげな声で薬局に封筒をいくつか置いていく。それを受け取った事務さん、中身を開けながら・・・

事「ネーヤさん、突合点検で返戻がきています。」
ネ「えっ?どれどれ??」
確認してみると、これは薬局への返戻ではなく、処方箋発行機関(つまりお隣のクリニック)から返金してもらうからねるんるんと言うお知らせ。
ネ「んー・・・えっ?事務さん!!○山×子さんの薬歴だして!!!」

ここで、黙って薬歴を取り出して来てくれた事務さん。
う〜ん・・・これが引っかかっちゃうのかたらーっ(汗)
でね、引っかかった処方内容が以下の通り

Rp)
1、プリンペラン錠5   3錠
             毎食前 5日分
2、ホスミシン錠500  6錠
  レベニンカプセル   3カプセル
             毎食後 5日分
3、ナウゼリン坐剤60  5個
             吐き気時頓用


薬歴には、昨日より悪心嘔吐が出現。食事は一切不可。発熱・下痢はなし。などと共に併用薬の有無などがネーヤの汚い字で記載されている。薬歴にも書いたけどノロウィルスなどによる嘔吐の可能性ねひらめき
まあ、ここで処方内容に関してはいろいろと言いたい事がある真面目な薬剤師さんもいるかと思うけど、ここは内容にツッコミを入れるところじゃないから、一つこらえて読み進んでちょうだい。

でね、この中で切られてしまったのが処方3のナウゼリン坐剤どんっ(衝撃)削除理由は
ちなみにAと言うのは適応症が違うと言う事なのね決定そして、ナウゼリン坐剤60の適応がこちら!

下記疾患および薬剤投与時の消化器症状(悪心、嘔吐、食欲不振、腹部膨満、上腹部不快感、胸やけ)
○胃・十二指腸手術後
○抗悪性腫瘍剤投与時


ちなみにナウゼリン坐剤は10と30もあるからその適応症がこちら!!

下記疾患および薬剤投与時の消化器症状(悪心、嘔吐、食欲不振、腹部膨満、腹痛)
○周期性嘔吐症、乳幼児下痢症、上気道感染症
○抗悪性腫瘍剤投与時

ここで簡単に解説しておくわね。ナウゼリンと言うのは坐剤以外に錠剤や散剤などもある古くからのお薬。制吐剤として使っているDrも結構多いんじゃないかしら?坐剤は内服薬も受け付けないような激しい嘔吐症状には良く使われているのね。
ああ、ついでに余分な解説もしておくわね。嘔吐や下痢と言うのは基本体内に入った菌やウィルス、毒素などを体外に出す働きなのね。だから嘔吐下痢症なんかでは無理に下痢は止めないことが最近の治療方法。ただし、嘔吐の場合は嘔吐物が気管支などに入ると誤嚥性肺炎と言った肺炎を起こして大変な事になるから制吐剤を使うのね決定

でね、今回の○山さんは嘔吐症状がひどいと言う事で、ナウゼリン坐剤が処方されたのよ。ところが適応症では、胃・十二指腸手術後でもなければ抗悪性腫瘍剤投与時でもないからこのお薬の投与は認められないと言うことになったわけもうやだ〜(悲しい顔)
まあ、当然と言えば当然のことなんだけど・・・

じゃあ、どうすればいいのよっ!!!

ちなみにネーヤは『自分でやらなくていいことは人に頼る』タイプ。で、後日ナウゼリン坐剤を販売している協和発酵キリン株式会社のMR、Pさんを呼び出したの黒ハートそのときの会話が次の通り。

ネ「すいません、お呼び立てしてあせあせ(飛び散る汗)
P「いえ、こちらこそ今回はご迷惑をおかけしてあせあせ(飛び散る汗)
ネ「じゃあ、早速だけどナウゼリン坐剤って、以前は吐き気止めとして使っても問題なかったわよね?他でもレセプトで切られる事が出てる?」
P「数は多くないですが、突合点検ができてから、アチコチでポツポツ出てきています。」
ネ「そうなんだ。この場合、使える坐剤とかはある?30の方なら上気道感染があるから、それをつけて30を2個でも大丈夫?適宜増減の言葉もあるし・・・それとも他のメーカーで何か坐剤はある??」
P「申し訳ないですが・・・30の場合は小児用なので成人に使うと査定対象となります。他メーカーは・・・これも私が知る限りではありません。OD錠ならば慢性胃炎による消化器症状が認められていますので適応症に慢性胃炎を記載してもらえば宜しいかと思います。」
ネ「えっ?でもOD錠でも口に含んだら嘔吐症状が出てしまう場合はどうするの?」
P「その際はプリンペランの注射液(これも制吐剤ね!)を使っていただくしかないかと・・・それなら胃炎の適応がありますので・・・」
ネ「・・・やっぱりそれしかないんだたらーっ(汗)それだと何度も来院しなければならないし、費用も余計にかかるわよねバッド(下向き矢印)
P「はい、以前は査定される事はなかったのですが・・・」
ネ「やっぱり突合点検?」
P「そうですね、Drによる審査では殆ど査定される事はないのですが、事務方での照合ですとコンピューターによる適応症だけですので、査定対象になります。」
ネ「・・・ちなみに坐剤の適応拡大をする予定は?錠剤に慢性胃炎があるなら可能性としてはない??」
P「申し訳ありません、アチコチの医療機関からその要請はあるのですが、今のところその予定は・・・」

と、まあ会話はこんな所。
ここでネーヤはいつもの様に叫びたいどんっ(衝撃)

ボス、突合点検って医療費抑制のための制度でしょ!
これで査定された医療機関が注射を使い出したら医療費はさらに膨らむわよっ!!
ボォォォ〜ス!!!


それにね吐き気が強い患者様を何度も受診させるってどうなのよむかっ(怒り)
ついでに協和発酵キリンさんにも・・・

事態が把握できているなら適応拡大の努力をしなさいよっ!!!

と、八つ当たりにも近いような雄叫びをあげたところで本日のブログはおしまいっダッシュ(走り出すさま)ではでは手(パー)







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posted by ネーヤ at 13:25| Comment(25) | TrackBack(0) | お薬 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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